さらば 阿寒湖畔キャンプ場

2023年北海道放浪（16日目）

阿寒湖畔キャンプ場に来て4日目の朝.. 「そろそろ阿寒湖畔をはなれにゃあかんこ」なんちゃって、

焼きそばを食べながら考えました。

このあと霧多布も行ってみたいし、野付半島も見てみたい、知床に3泊ほどして釣りもやりたい、渓流釣りに堤防釣りも.. 今日が8月11日だから.. 　知床羅臼に8月14日には入りたいところ。

そのあとぐるりと反時計回りに海岸線を周ったとして、気の向いたところがあれば、まったりとそこに連泊して海でも眺めていたいし、函館発のフェリーに乗るのが8月22日だから..

「やっぱり、阿寒湖畔とは今日でおわかれ、また逢う日まで」.. 歌謡曲の歌詞を2つもパックった感じですが..

コタンに流れるアイヌの歌と、むっくりの音、これがたまらなく好きなんです。

キャンプ場では気温30℃の駐車場をさけて、森に入れば、そよ吹く風がここちよくて..

へぼなウクレレをいじくりまわしていると、あっというまに時間がながれて.. 何といったらいいんでしょか、我が身が自然に溶け込んで、すっと肩の力が抜けて心身がやすらいだ感じ、Happy！なんて..

※↑あくまでも個人の感想です。

阿寒アイヌコタンです、この旅最後の徘徊にやってきました。天気晴朗なれど風弱し..

時刻は11時50分.. 飲食店には開店前の人だかりができております。ポロンノで昼飯を食べてから阿寒を立とうと思っているので、人だかりはちと気になりましたが、それほどでもなさそうなので土産物屋で時間をつぶして振り向いてみたら..パッ！⤵ .. レレレのレ

おっと長い行列です、「あちゃ～」.. 後の祭り..

はたして店内に入ることが出来るのでしょか？..汗..

行列は次から次へと店内へ流れていきます、そしておいらの番、「ひとりなんですが」..「相席でもよろしいですか」？なんて歌姫.. 「はいお願いします」..

無事に店に入れました、注文は決まっていたので余裕のよっちゃん.. これが3回目の来店ですから。

アマムカレー↑です。アマムとはアイヌの炊き込みご飯だそうです、鹿肉のスープをベースに、アイヌ料理の香辛料シケレベをきかせたカレーのルーには季節の山菜にきのこが..

ひとくち食べたら、これは大人の味か.. 独特なカレーのつよい香りがシケレベなんでしょか、化学調味料になれた味覚の持ち主には無理があるかも.. わかりやすく言うならば、リンゴと蜂蜜のきいた秀樹のバーモントカレーが好きな方にはちと無理なカレーだと思いました。※あくまでも個人の感想です。

上の写真の奥に座っているのが相席の客で、26歳の青年です..東京都に在住在勤のサラリーマン。

「相席なんて初めての経験ですよー」なんて言うもんだから、「ひと夏のいい経験じゃね」なんて..

話好きな背年でペラペラ.ペラペラよくしゃべります。横浜で生まれ育って、現在都内の電気メーカーで人事担当をしているとか.. 昨今の自社を含む業界の諸事情等をおもしろおかしく語ってくれました。「うちの会社も有能な技術者がほしいんですが、日本の有能な技術者は給料の高い中国やアメリカに出ていってしまって、日本で働いてくれる有能な技術者が少ないんですよ」..

友達と二人でバイク旅をする予定だったものが、友達が出発の前日にコロナにかかって、250ccバイクでの一人旅になったそうです。

今日、小樽から阿寒に来て、14日には苫小牧からフェリーで新潟に出て東京へ帰ると言っていました。

「それじゃおさきに、気をつけていい旅でありますように」..

シマフクロウはアイヌコタンの守り神だそうです。よくよく考えてみれば、シマフクロウをはじめ野生動物が野生でのびのびと生きられないような地球じゃ、人間も生きられるはずはありません、いつの頃からか人がかってに神に成りあがって、地球上でやりたい放題のし放題.. おいらが死ぬまでは持つかもしれないけど、人類の生存も、あとそう長くはないんじゃないかと思います。このままじゃ..

だから言いたい.. 「アイヌの文化を学びましょか、一緒に」.. いかがでしょか？