2023年 北海道放浪(18日目)
8月13日 日曜日、霧多布をでて知床羅臼へ向かう途中に立ち寄ったのが 道の駅 おだいとう..
尾岱沼は別海町にあることを今知りました、別海町が生乳の生産量日本一の町であることもあわせて知ることができました、旅は勉強になります。ただ、三浦へ帰る頃には旅で知ったことが多すぎてそれらが交雑し間違った情報にすり替わる可能性は大だと思います。
道の駅 おだいとうで昼に食べたかき揚げうどんです、お値段は¥800-也.. ズズッとすすったら、アチチあーちちで、すきっ腹にはしみましたね。売店の主任さんから野付半島の情報を仕入れて、立ち寄っていくことにしました。
砂嘴(さし)でできた野付半島.. こんなに細い半島ははじめてです、堤防の上に道があるような感じ..
※砂嘴 → 砂の堆積によって出来た鳥のくちばしのような地形。
カーナビでみたら綱渡りをしているみたいで怖いくらい..
何気に景色は良かったけれど、住む場所じゃないと思いました。しかし、この半島からは縄文時代の竪穴住居跡が発見されているみたいだし、樹齢100年を超す大木が生えていたことがトドワラからわかるようです。※トドワラ → 立ち枯れしたトドマツの林。
野付半島ネイチャーセンターに到着.. 車はここまで。この先へ行きたいなら 歩くかトラクターバスを利用するか.. トラクターバスは大人¥500-、小人¥300-のようです。
上の写真はネイチャーセンター側から岬の突端を見たものです。あそこまで行けばトドワラを見ることが出来ると思うと、行きたいような、こわいような..
ムム..ムムム.. 行くっきゃないでしょ、ここまで来てトドワラを見ずに帰ったら 親爺が廃る、「思い込んだら試練の道をゆくが親爺のど根性」とか「苦しくったって、悲しくったって、コートの中では平気なの」とか「サンドバッグに浮かんで消えるにくいあんちくしょー」とかの少年時代に刷り込まれたスポ根精神がいまだメラメラ..アルギンZ!そんな気分におしきられて、歩いて岬の突端を目指すことにしたんです。
いざ出陣、目的地は前方1,3km先.. 秋でもないのにすすきをかき分けスタコラサッサ.. 歩けども歩けどもトドワラにたどり着けずに、戻ってくる親子連れにすれ違いざま聞いてみたんです。
「先端までいきましたー」?なんて..「行ってきました」「あとどれくらいですかねー」「まだ3分の1くらいじゃないでしょうか」「枯れ木の群落はありましたか」?.. パパさんが返答に困っていると、小学校高学年くらいの娘が「パパ、枯れ木みたいなのが立っていたじゃん」なんて..「ありがとう、それじゃ」.. そのあと女児をつれた女性とすれ違い、おそらく先にすれ違ったパパと娘の家族だろうとは思いましたが、その後、この家族と再会するとは、このときは思ってもみませんでした。
この時点で1.3Kmは歩いているはずなのに、今だ突端にたどりつけず、木道の上をスタコラ歩いてます。
トドワラ展望台に到着、トドマツの枯れ木の群落?、これが立ち枯れた林.. ..これがトドワラでしょか、 歳月を重ねるうちに立ち枯れたものは朽ち果て倒れ、立っているのは今やこれだけ?..
ゴールは上の写真の緑色の左に突き出たところ.. 桟橋なのですが、波打ち際を歩けば行けないこともなさそうだけど、潮が満ちてきたら草をかき分けて歩く感じで、草の上を歩いたとしても波が立てば、濡れ鼠間違いなし..ここで折り返すことにしました。
スタート地点を振り返ってみれば.. 「思えば遠くへきたもんだ」なんて感じで..
桟橋の突端まで行きたかったけれども、「こんかいは勘弁しといてやるぜ」なんちゃって、
はーはー、ぜーぜー、今戻ってきました。時刻は15時19分です、かかった時間は44分でした。
距離は4km弱、おそらく3.5kmくらいだったでしょか.. 歳月を重ねるうちに、こんなに遅くなっちゃって、そのうちに立っていられなくなって寝たきり.. 「この世に神様がほうとにいるなら、それだけは勘弁島倉千代子」なんちゃって..
野付半島は北海道遺産だそうです。
「ヴォクシー、おまっと」..
目指せ知床 羅臼 温泉野営場、「まっててください、熊の湯のおいちゃん」..
ブイブイと行きました、
鹿の飛び出しとネズミ捕りには注意して。
そして到着、ここが知床 羅臼温泉野営場です。
ここに集まる人々は、フランクな人、コクのある人、無口な人にぱっぱら系の人..人生いろいろ、人もいろいろ。
あっというまに人々が集い.. ペラペラ.. グビグビ.. の始まり始まり。
おもしろかったのは立って左手を挙げている上の写真のパパ様でした..
ヴォクシーの隣にサッポロのわナンバーのキャンピングカーが停まって、なにげに様子を見ていたら..
「パパー、トイレにいきたいからついてきてー」と娘が頼んでいるのに、「いそがしいからだめだよ」なんて.. 「忙しいって言ったってパパは何もしてないじゃないか、はじめてきたところで不安だから娘がたのんでいるんだろ、なんでいいよと言わないんだよ、こら!」と思いました。
そのうち、おせっかいかとも思いましたが、言ってやりました。「頼まれているうちがはなだよ、そのうち相手にされなくなるよー、俺がそうだから」って..
そんなことから話し始めたら、「あんたさっき、野付半島であった人じゃね」なんて.. そして結果うえの写真のような状況になったんです。今夜のメンツ → 神奈川県 川崎市の若きパパと姉さん女房とかわゆい娘が2人に、宮城県は名取のにひるな兄貴に、群馬県太田市からはジャズが好きだという長老の先輩と おいら..
パパ様はルンルンののりのり、こんなことがおこるのが知床 羅臼温泉野営場なのかもしれませんね。
18日目ルート地図↑Ⓐ霧多布温泉ゆうゆ Ⓑ野付半島ネイチャーセンター ©知床 羅臼温泉野営場
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