2025.夏の北海道を彷徨っている親爺です。

羅臼 温泉野営場の朝。 別れの日がきました 自転車青年と..

腰には熊スプレーとサバイバルナイフ..「もし熊に襲われたらただ食われやしませんよ、こいつで一突きして相打ちに持ち込みます」.. どこまでも強気な自転車青年。

ゴミ拾いのついでに見送ってやることにしました。

「それじゃ気をつけて、大きな音をだすようにして、人の気配をヒグマに感じさせるんだぞ」

「わかったな青年」!

つい先日も仲間が知床峠を越えてウトロへ下る坂の途中で子連れヒグマに遭遇したのです。車の窓から手のとどきそうな距離だったとか.. 青年は無事にウトロにたどり着けるのか?、車でおくってやればよかったかも…

見送ったあと羅臼川に架かる橋から熊の湯までのゴミ拾い、スーパーの氷掬いもはまるけど、ゴミ拾いもやってみたらなかなかおもしろいです。

熊の湯愛好会会員としては、熊の湯入浴十カ条くらい暗記しようかと思いましたが..5カ条までは読めますが、会員名簿と会費の徴収についての貼り紙があるために すべて読むことはできません。

とりあえずは入浴心得だけでも暗記しておこうと思います。
◎かけ湯はしゃがんでする事 ◎入浴前に股間をよく洗う事 ◎使用した桶は元に戻す事
バッチリ暗記できました、来年の夏まで覚えていられるか不安ですが。

「また水をいっぱい入れてるぞ」怒.. 熱い風呂が好きな私です。

水のホースをあげておきましょう、熱くなったらまたもとにもどせばいいのです..水をいれっぱなしにしているとぬるくなりすぎてしまうので注意が必要です。

脱衣所の貼り紙↑です。 忘れ物はないですか? 持参した物は必ず持ち帰る事!
下着や靴下等の忘れ物が結構多いようです。親爺や婆様の汚れたパンツを片付ける者の身にもなってください.. 歳をくうと物忘れが多くなるので私は着替えをもたずに熊の湯に浸かってヴォクシー車内で着替えるようにしています。が..着替えるのを忘れることはよくあります、高齢が悪いんです。

物忘れは年寄りだけかと思っていたら、自転車青年が忘れ物..

魚肉ソーセージ3本に菓子とコーヒーを忘れていったもんだから、青年の安否確認と走行充電を兼ねて知床峠を上がります。

峠の手前くらいで追いつけると思っていたけど、見当たらず。

峠の駐車場にも姿がありません。ヒグマに食われたのか?..
峠を下りきってウトロの街場にいるのかも..

そんなこんなで知床自然センターをのぞいてみたら、

おりました自転車青年が.. 以下は青年から聞いた話です。峠は霧がひどくて、知床峠を下り始めてすぐに藪からヒグマがひょいと顔を出して、ヒグマも驚いていたけど、その距離2mくらい..怖くて写真どころじゃなかったとか、7~8m並走して熊は藪の中へ..身振り手振りで説明してくれました。
とりあえず無事に峠は越えられたようです。忘れ物に支援物資もお付けして手渡しました。「旅の無事を祈っております..ばいなら」

金太郎さんがバイクを積んでいます。そろそろ羅臼を離れるのかも..

羅臼温泉野営場に取り残された3人の親爺..

その夜は師匠のサラリーマン時代の後輩夫妻が登場して5人で晩酌タイムとなりました。

明日はいよいよお別れです。親爺さん泣いて~..パチリ!

自転車青年と同じレベルに..「こりゃだめだ」..
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