安曇野散歩

「家では豆を挽いてコーヒーを飲んでいるもんでインスタントなんか飲めるかよ～」なんて思っていましたが、コーヒーが飲みたくて、飲みたくて…

とうとう買ってしまいました。お湯を沸かして粉をパラパラ、割り箸でよくかき混ぜて飲んでみたならＯK牧場… 旅の間はこれで十分です。

美しき安曇野のまちでも散歩しようかと、コーヒーを飲み終わったら出発します。

のどかなる安曇野のまちなかを歩いて大王わさび農場まで行ってみようかと..いざ出発。大体の方角が分かっていればどうにかなるでしょう..

うららかなる春の陽気です、気温は21℃でフリース一枚でちょうどいいくらいです。人がいません… 「おっと、今日は12日の月曜日なんだ、大人たちは仕事だし学生諸君も授業中なんだな」..　歩いているのは年金暮らし一年目のおいらだけです.. いと寂し...

綺麗な街です、町全体があか抜けているというのか.. 長野県の安曇野支所前のセブンイレブンで昼のサンドウィッチを買って、歩きながら食べました。ちょうど昼休みの時間帯で長野県の職員なのでしょうか中庭でくつろいでいました.. 「スーツが似合うし、どこかインテリそうに見えるぞ」..

安曇野支所を左に見てしばらく進むと、洒落た建物が見えてきました..

「なんだいこの建物は、おっと安曇野市役所かい」..　なかなかシックでまちの雰囲気にピタリと合っております。

市役所のさきをもう少し行けば、右手に西友が見えてくるはずです、その交差点を左に曲がります..　セブンイレブンの綺麗なお姉さんが教えてくれました。

西友の交差点を左に曲がってしばらく来たら、ろばたに大きな石が立っておりました..

安曇野 わさび街道を示す碑のようです、「もうそろそろだろう、大王わさび農場は」…

石碑を左手に見てしばらく行くと、スマホから指示が出ました… 「東に曲がれ」…「東に曲がったら住宅街に行ってしまうんじゃないの～」..

そのあと出た指示は北へ曲がれというものでした、 その後スマホは沈黙して、気が付けばわさび田のようなところに出ていました..

「レレレ、裏口から入っちゃったみたいだぞ」..

裏口から入ってしまって何気に気分が悪かったので正々堂々と表から入り直しました。入園料がとられるんじゃないかと緊張しましたが、無料でした。

建屋の中には生のわさびなどが売られていましたが、買うのは控えました。

いつ停電になるかわからない車上生活では保存できるわけもなく、 スーパーで売っているチューブのやつだって生わさびと書いてあるし、あれなら１０分の１の値段で買えるし、刺身を食べる予定もないし..

表から入り直したら、わさび田の色まで綺麗に感じられます..

水車小屋の脇を流れる小川には水草がユラリユラリとながれにあらわれています..

「水にただよう浮き草におなじ定めと指をさそうと思っていたのに、しっかりと根をはっていやがる..おいらも昔はしっかりと根を張っていたけれども..今や浮き草暮らしになってしまったぜ」.. なんて感傷にひたってしまいました。

夢のかけ橋が架かっております… 「どうか、ブログの閲覧者数と広告収入が増えますように、そしてまた安全な車上生活が送れますように」と願をかけて橋を渡りました。

フムフム..このわさび達は 去年の春に植えられて今年の秋に収穫されるようです。今年の秋には新型コロナもおさまって、はれて宴席にデビューできることを祈っております。

そろそろ戻るといたしましょうか、風呂に入らなければいけないし、そのあとは溜まった洗濯物も洗わなければならないのです。

大王わさび農場の正門を出て、この道をまっすぐに行って国道との交差点を左に曲がってしばらく進むと安曇野市役所と県の安曇野支所のある道路と交差するから、それを右に曲がって２０分も歩けば道の駅アルプス安曇野ほりがねの里に戻れるはずです..

途中黄色い水仙の花が咲いていたので、常念岳をバックにパチリと一枚撮ってみました。

しばらくゆくと右手に古い建物がありました..

十返舎一九の宿泊したところのようです..

ちょいと軽く運動するつもりが、いつのまにやら17.5Kmも歩いていたようです、どうりで疲れたはずです。

道の駅アルプス安曇野ほりがねの里に無事戻ったおいらは、温泉を探して

美肌の湯を売りにした「湯多里山の神」の温泉に浸かりました、湯に浸かると肌はつるつる、いい温泉でした。道の駅から約10Km、料金は￥550でした。

温泉のあとはスーパーに併設されているコインランドリーへ行き

洗濯のあいだに買い物を済ませ..

道の駅アルプス安曇野ほりがねの里での二日目の夜を堪能したのです。

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