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旅の空の下で聴く先輩親爺の人生..

2025.夏の北海道を彷徨っている親爺です。

阿寒湖畔キャンプ場に入った時にはすでにあった こちら↑のバイクはホンダのクロスカブ110

出会いは突然にやってくるもの、青空の下で寝具を干していたら、

クロスカブの持ち主が登場..緑区ナンバーのバイクはこの親爺さんでした..

「横浜ですか」?と訊いたら..「なんでわかるんですか」?..←英語訛りの日本語 「親戚が中山に住んでいるもんで」..はじまりはこんな会話からでした。

こちらの親爺さんは齢74才.. 20歳で日本を飛び出して現在アメリカはフロリダに在住。英語なまりの日本語ですが、日常会話から歴史に宗教、政治経済はおおかた日本語だけでもOK.. 話の内容が込み入ってくると突然だまって間をおいて、英語が飛び出してくるような変則な会話でした。

歳をとっての独り暮らしは寂しいんじゃないでしょか、ましてアメリカ暮らしです。20歳でわかれた横浜に暮らす姉に連絡をとったら、「戻って来なさい」と優しい一言.. 「それじゃお言葉にあまえて」とフロリダの財産(土地店舗等)を処分してアメリカを去ることに決めたんだそうです。

生まれはどちらですかと訊いたら..「横浜 南区です」.. ゲゲッ「私も横浜 南区です」 「中学はどちらでしたか」?.. 「〇×▽中学です」.. 「あの不良の巣みたいな」「そうです」!「実は私もそこなんです」..「縁があるみたいですね」 「なんだ先輩じゃないですか~」なんてことから4時間も会話がはずんだんです。

幼少期から中学生まで過ごした横浜南区での暮らしの話は共通の話題がてんこ盛りで、1時間くらい話しこんじゃいました。そのあと戦後日本の岸信介から安倍晋三に至るまでの政治の闇と統一教会関系の話に1時間..

中学時代にいじめを受けた話から、アメリカへ飛び出した経緯とアメリカで苦労のすえ有名美容室を起こした話.. 客には高級セレブや台湾出身の有名大リーガーがいたことなどなど←これが約1時間

最後は親爺先輩の今後の身の振り方に1時間.. 

「横須賀さん、日本はいい国です。キャンプ場で物を置いたまま2.3時間その場を離れても、なくなりません。アメリカじゃそうはいきませんよ」..

「アメリカで54年暮らしてきましたが、やっぱり日本が好きです。74才になると仕事も限界、店を閉めて、残りの人生を楽しみたいのです」

この旅をおえてフロリダへ帰ったら店舗と家屋の処分、最後に車でアメリカ大陸を横断してアメリカとお別れ..

日本に戻ったら横浜の姉の家をベースに冬はタイか沖縄にアパートを借りて、春から秋は日本国内を旅してまわるのが夢だとか、アメリカ男子の平均寿命が76才で日本は81才、日本で暮らせば100歳まで生きられるんじゃないかと思ったそうです。

まさか阿寒で中学の先輩と会えるとは思ってもみませんでした。 20才で知らない土地へ行って、起業して財産を築いた親爺先輩は100才まで生きると言ってましたが.. 後輩は生きてあと10年..今の生き方をかえてまで長生きしたいとは思っていません。 若い時にアメリカに渡って起業するような人は生きることにタフなんじゃないでしょか.. そんな気がしました。

先輩お気を付けて..

またどこかでお会いしましょう..

ばいなら..

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