7月3日(木)20時45分.. 強風の吹き荒れる北海道 クッチャロ湖畔におります。
皆 満足して寝たみたい.. 半端ない強風の中で親爺達は今しがたまで外で酒を酌み交わしていたのです。
「この風じゃ外で呑むのは無理だろう」とあや先輩.. 「考えがあるので俺にやらせてくださいよ」と言った若輩親爺(67才).. 航空力学+水理学からあみだした、あの陣形をためしてガッテン..
強風に抗うために組んだ陣形は、その名も秘技一八の構え。湖面を渡って吹く強風に対して背の高い青風号の右側面で強風を受けて、左のヴォクシーと右の亜矢号で風を背後に誘導する.. いちかばちかで考えた裏技です。上空から見ると漢字の一と八に見えることからいちばちの構えと名付けました。
「横須賀オヤジ、すごいじゃないかよ、ここだけ無風状態だぞ」と青風親爺..「たしかに」!と亜矢の先輩.. こんなの「余裕のよっちゃん楽勝ですよ」なんちゃて..人間は考える葦なのです。
受付のお姉様に叱られるあや先輩.. 「受付の際、駐車場でキャンプはしないで下さいと説明しましたよね~、即刻退場」怒.. 「この強風だからかんべんしてくださいよ」..なんて交渉するあや先輩。
そうこうしているうちに外国人が仲間入り。
赤い狸に緑の狐、オレンジ色のにくいやつの登場です。 上の写真オレンジ色のシャツを着た青年はメキシカンの旅行者でその名は〇?ン君(37才).. 鹿児島をスタートして自転車で北上してきたとか..
「遠慮しないで、呑みね~食いね~」トランプ親爺にいじめられているようなので皆で励ましてやりました。これぞ草の根外交..
あや先輩、地図をみながら道案内..
こちらがメキシコ青年の自転車です。 長期の休暇がよくとれたねと言ったら、「ワタシガ カイシャノオーナーデス ダイジョウV」なんて言ってました。※青文字は英語を訳したものです。
「二ホンダイスキデス」..「キョウハ オセワニナリマシタ 」.. 青年は大志を抱いているような、まさに荒野を目指している感じがしました。「顔があんたらとはまったく違うね」と言った青風親爺.. そりゃそうに決まってます。むこうは西洋人だから.. たぶん知性ある表情をしてると言いたかったのかもしれません、
たしかにそうかもしれません。彼には利発さと節度というものを感じましたが、我々はただ呑めりゃいいと思って生きているだけ、「これじゃ身体にいいわけないと、わかっちゃいるけどやめられない」..
親爺達は皆病気を抱えて旅に出ています、三途の川を目指して。今日も生きていられました..「後は野となれ山となれどうにかなるさ」なんちゃって..
コメント