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熊の湯でであった青年の話

2025.夏の北海道を彷徨っている親爺です。

旅の空の下で 出会いと別れをくりかえしながら年老いていく親爺達の残り少ない人生.. 夜な夜な古いオヤジギャグなど飛び交わしながら楽しく吞んでいます。

本日群れから去っていくのは湘南ボーイ系のベンツの親爺さんに..

おば様

「脚が痛くて たまらんのさー」と2,3日まえから言っていた亜矢の親爺さんも病院へいくために本日札幌へ帰ると突然の告白。

亜矢の親爺さんまでも.. いってしまいました。いと寂し..

行く方も辛いだろうけど、残される方がもっと辛いことを知っている親爺です。幼少の頃に父親に先立たれて、鍵っ子.. その当時 勉強が苦手で、いつも残され坊主でした。あの頃僕は辛かった..

自分が今度こそ 去る側にまわりたいけど.. 群れを離れる勇気が無くて。 去る人がいたら新たな仲間を引きずりこめばいいでしょと考えてます。

今朝熊の湯の駐車場にママチャリが1台 止まっていました、自転車旅のようです。

こちらの方↑でしょか.. ちがいました。 こちらは群馬県伊勢崎市からやって来たというおじさん。

「駐車場に停まっているのは君の自転車?と訊ねたら、「そうなんです親爺さん」..

「いくつなの」?なんて訊いたら..「18才です」.. 「30代かと思ったよ」.. 最初はこんな会話からはじまり、写真を撮らせてもらったら上の写真のポーズをとってくれました、ノリのいい青年です。

うちの孫太郎は17才、同じような年恰好の青年がママチャリで日本一周。つい先日、真夏の自転車通学は身体によくないからと夏場だけバスで通学するようにと定期代を送ってやった親爺なのです。そんなこんなでよその孫とは思えず..これから知床峠を越えようとしていた青年を温泉野営場で休息させてやろうかなんて思ったんです。「皆優しい年寄りだから 君の日本一周くらい応援してくれるんじゃね」なんて誘って..

日本一周の看板をしょった青年の自転車↑です。6月2日に東京を出てギコギコキコキコ..こぎ続けること2か月とちょい、よくぞここまでたどり着いた「あっぱれー」なんて感じ..

「褒美にこれをつかわそう」なんちゃって、即席ラーメンをプレゼント。このラーメンはマジ旨なのです。

ツルハで3個入¥315-で買いました。食べてみたら「驚き桃の木アントニオ猪木」、麺は太麺で もちもち食感、スープは豚骨魚介系の旨味がばっちり..これはたまりま千昌夫。it’s good!..delicious.なんて感じ..自転車青年も言ってました→「親爺さん、マジ旨っすね..感動島倉千代子」..

いちどに3人もぬけてしまった羅臼 温泉野営場 老人クラブでしたが、18歳の自転車青年が急遽仲間入りしたことで、平均年齢がグンと下がりました。

18才の青年がどれだけ食べるか、男孫3匹を抱える親爺です。そのすさまじさは知っているつもり..

ツルハへ買い物にいくまえに望郷の丘へ上がってみました、

遥か国後の空が紅に染まっています。これよりツルハでお買い物、自転車青年はきっと大食いのはずです。いったい何を食べさせましょか?.. 酒を呑ませてもいいんだろうか?.. よそ様のお孫さんです、酒など呑ませていいはずはありません。「ここが思案の島倉千代子、どうにかなるさ」なんちゃって..適当に見繕って買って帰るつもりです。

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