蜃気楼とヒスイと妄想と…

「蜃気楼が見られるかもしれませんよ」というコメントをいただき、

富山県は魚津市にある海の駅 蜃気楼に来てみました…

朝の８時を過ぎたばかりだというのに堤防の上にはカメラの三脚がズラリと、今日は令和３年４月２７日の火曜日です.. 平日だというのにこの盛況ぶりです。

まれに若者の姿も見られますが、おいら (63才) よりもご高齢の御父さんが８割がたをしめているんじゃないでしょうか…

カメラの自慢に世間話と岸壁周辺は賑やかで楽しそうです。

しばらくはカメラ片手に海の彼方を見たり、先輩達の観察などをさせていただきましたが、一向に蜃気楼があらわれません…

「蜃気楼が出れば、堤防の上があわただしくなるだろうからヴォクシーの中にいよっと」と… 堤防の様子を見渡せる位置にヴォクシーを停めて車内から親爺さん達の動きを観察することにしました。

しばらくすると…

「おっと… 若い姉さまがあらわれたぞ」… 「マイクに向かって何か話してるよ」…

北日本放送が蜃気楼の取材にきたようです… 「いや.. マイクに向かって話していたんじゃないぞ、マイクが右肩に括り付けられていたんだ.. 両手を自由に使っているぞ.. たいしたもんだい」…

「スッとしたスタイルで小顔の美人だね～、テレビなんかに出てるんだろうな～、きっと」…「彼氏はいるのか.. いや、既婚者か」…

「さしずめ、東京の大学を出て放送局に就職したはいいけど..地方の局に回されて」… 「金沢辺りで一人暮らしかね」？…

「蜃気楼なんか見るよりも.. こちらの妄想の方がおもしろいぞ」なんちゃって...

結局、昼頃までヴォクシーの中でねばりましたが蜃気楼はあらわれませんでした。

親爺さん達の凄いこと、元気はつらつ.. カメラ機材も高価なものを持っているし、写真撮影用にハイエースを改造した旅車を作っている方も２,３おりました。

上の写真の赤いジャンパーの親父さんはテレビ局のディレクターではありません、偉そうにはみえますが地元の蜃気楼愛好家のようです…

「あ～、おもしろかった」…

コメントをいただきました石岡のみっちゃんさんありがとうございました、当日は蜃気楼の発生確率が50％ということでしたが、新聞では40％と書かれていたようです。

蜃気楼を見ることはできませんでしたが、たしかに岸壁に集まる親爺さん達の掛け合い漫才のような会話や、持ち込まれたカメラ機材や写真撮影用に改造された車などを見ることができて楽しい時間をすごすことができました…

※2020年度の蜃気楼観測回数は26回で、うち14回は５月に観測されたようです。

海の駅 蜃気楼をあとに、次はヒスイを拾うべくヒスイ海岸に向かいました。

朝日ヒスイ海岸です↑

砂浜じゃなくて小石の浜です、このような浜を砂利浜というようです。この小石の中にヒスイが隠れているはずですが、ヒスイがどんな石なのか わからないおいらには拾うことは無理でした。

ヒスイ海岸の詳細は↑上の能書きを読んでみてください…

これもヒスイなのでしょうか… 大きな石です、これは海岸の脇に建っているヒスイテラスなる資料館に展示されているものなのですが…

　

波打ち際で地元のおばちゃんがバケツ片手に小石を拾っていたので

「ヒスイはとれますか」? とたずねると

ヒスイはとれないけれど、庭にまく玉砂利をとっているんだとか…

茨木から最近引っ越してこられた方でヒスイ拾いの上手い人がいるんだと教えてくれました。

ヒスイを取りたいならば → ヒスイがどんな石なのかをまず知って、暖かくなってきたらこの海岸の駐車場で車中泊をしながらヒスイ拾いなんてことも夢があって楽しいんじゃないでしょうか、 一週間も地道に拾えば、10や20万円はくだらない稼ぎになるかもしれません、よろしかったらいかがでしょうか…

雪を被った立山連峰は見たし、ホタルイカは掬えなかったけれど朝どれの富山湾産を食べたし、蜃気楼は見ることができなかったけれども、代わりに将来有望なる若手女子アナも見ることができた、ヒスイは拾えなかったけれど…

北陸は満足しました、北陸をあとにします…「さあ、お次はどこに行きましょうか」…

ちょいと何気に入った道の駅が気に入ってしまって…

道の駅・能生（のう）に泊まることにしました。新潟県の道の駅です、昔は能生町でしたが市町村合併により現在は新潟県 糸魚川市のようです。

楽しい一日でした…

夕飯は食べたし、晩酌もした.. あとは寝るだけ… 「おやすみなさい」… グ～ スヤスヤ

当ブログはにほんブログ村に参加しております、「車中泊の旅」「60代オヤジ」「ウクレレ・ハワイアン」のどれか一つでかまいませんので バナーのクリックをお願いいたします… 励みになります。