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車中泊放浪の旅 北海道編 2日目

令和3年7月7日 水曜日の朝..

こちら福島県 いわき市にある道の駅 よつくら港は..

雨だす…

「北上すれば、雨から逃れられると思っていたのに」…

ここはいちおうは東北だけれども、南東北だから雨が降っているんだと思いました。

いざ、青森県は大間のフェリー乗り場を目指します。

雨じゃ自炊もできないし、朝飯はこいつが一本だけです..

魚肉ソーセージです。

朝だというのに何気に元気がないような… ガブリッ!

東北単身赴任をしていた4年間…

1年目こそは国道6号線は原発事故の影響で通行止めの区間がありましたが、

後半の2年間はよく通りました。

走れるだけ国道6号線を走って、疲れたら常磐自動車に乗る..

宮城県は山元町と三浦半島の我が家をなん往復したことでしょうか..

懐かしい思い出です。

震災から10年が経過したというのに、いまだ帰還困難地区だけは残っているようです…

しばらく走ると福島県 浪江町です、

職場の後輩に浪江町出身の男がいました。

仮に安室君とでも呼んでおきましょうか…

かれこれ30数年前にここ浪江町には2度ほど遊びにきたことがあります。安室君の親爺が漁師で、その時にとれたての旨い魚を肴に..夜更けまで酒を呑まさせていただきました。

その安室君が「田舎に帰って漁師を継ごうかと思っているんだけれど」..といったのは震災の5年ほど前だったか…

「よこすかさん、浪江の俺の幼なじみたちは、漁師をやって¥1,000万近く稼いでますよ」なんて…

結局その話も立ち消えとなり、その後発生した東日本大震災により安室君の両親は浪江町を離れざるをえなくなってしまったのです。

昔お世話になった浪江町です、素通りするわけにもいかずに、

給油をさせてもらうことにしました。

昨年オープンしたばかりの道の駅 なみえにも寄らさせていただき…

「洒落た道の駅じゃねいかい」なんて…

道路標識に請戸(うけど)とありますが、たしか安室君の実家があったのが請戸だったと記憶しております…

ここを左折して、国道6号線で北を目指します。

北へ行けども、いっこうに雨の上がる気配はありませんでした…

次に立ち寄ったのが、宮城県は山元町です。

震災から10年が経過して、単身赴任当時の仕事仲間はおいらを含めてそれぞれ地元へ帰っていきましたが、

何人かが役場に乞われて、役場職員として残りました。

山元町の町役場の前を素通りするわけにもいかずに、

「ちと、寄っていくかえ」なんて…

懐かしき仲間にお会いして、最近の町の様子など伺い…

「ちょ~、懐かしい~」なんちゃって、涙をこらえるのに必死でした。

その時に町役場でおもしろい話を伺いました。

おいらが今年の3月末まで働いていた会社の車を寄贈するとかで、7月1日に横浜からわざわざその車を回送してきてくれた職員が二人…

「横須賀さんのことを知っていると言っていましたがは~」と町役場の主任さん…

名簿をわざわざ見せてくれたんです。

名簿を見てびっくりしました..

一人は山梨県出身の道志君でもう一人は浪江町出身の安室君だったのです…

道志君も30数年前に浪江の安室君の家で酒を呑みかわした時の仲間なのです。

二人は寄贈する車をおいて、帰りに浪江の町を見てから横浜に戻るといって帰っていったそうです。

会社は辞めてしまったけれども.. 「まだ仲間とはつながっているんじゃい」…と感じました

国道6号線を走りに走って…

阿武隈川に架かるこの橋を渡ると国道6号線は消滅して、国道4号線にぶつかるのです。

仙台市に入って、北海道での渓流釣りに備えてルアーと毛バリを調達しました。

つり具のキャスティングをあとにして北を目指します…

「昼飯にでもすっか」と…

牛丼の吉野家で牛焼肉丼をいただきました..

牛丼の吉野家をあとにして、行けるところまで北を目指します…

「もう..ここいらで結構毛だらけ」と…

道の駅 はなまき西南で一夜を過ごさせていただきます。

ここ はなまきは賢治と光太郎の郷なのでしょうか…

道の駅の壁にこんなのが貼られていました。

ここ はなまきは雄星と翔平の郷なんじゃないでしょうか、

そのうち道の駅の看板の文字が変わっていたりなんかして…

駐車場のはずれに軽トラ改造のキャンピングカーが停まっていたので、

2スペースほど空けてヴォクシーを停めました。

たこ刺を肴にかるくやって…

ピザを2切れ食べて眠りにつきました。

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コメント

  1. 石岡のみっちゃん より:

    もし大間で泊まられるようであれば、「大間崎テントサイト」が良いかもしれません。
    北海道に渡る旅人が、すでに集まり始めていると思います。
    無料にて運営されており、ライダー、チャリダー、車中泊者の情報交換の場でもあります。
    寄ってみるだけでも面白いと思いますよ!
    また、グルメにご興味がありましたら、ちょっと僻地方向へ走りますが、「ぬいどう食堂」が面白いです。私が知る限り、日本一コスパの高いうに丼が食べられます。
    ただ、地物の新鮮ウニを使っているため、天候によって食べられないこともあるので、注意が必要です。

    • 横須賀放浪者 より:

      フェリーの予約でドジってしまって、阿仁で時間をつぶしてから北海道へ渡ります。

  2. ア太郎 より:

    元気のない魚肉ソーセージを共喰いして順調に進んでますね!
    まさり半島がもし天気が良ければ!尻屋崎の野性?の放牧している
    寒立馬でも見てから北海道に渡ってみてはどうですか?
    お風呂も安い所がいっぱいありますよ〜!

  3. コッチ より:

    ありゃあ旅情あふれるいいおはなしでしたー
    やっぱり旅はヒトを詩人にするのでしょか
    そりゃそうとずいぶんみがるになられたごようすですが
    まさかのウクレレおきざりでしょか

  4.  「車中泊放浪の旅 北海道編」スタートお祝い申し上げます。
    国道6号線を北上、三陸道で海沿いに松島、気仙沼に向かうのかなと思ったら仙台から内陸に入ったようで、どうやら国道4号線で北上のようですね。このままだと盛岡から弘前、そして青森FTって感じがします。
    私も出発したいんですが諸般の事情によりステイホーム、ということで横須賀さんの「車中泊放浪の旅 北海道」劇場でその分楽しまさせて頂こうと思っております。
    道中、ご安全に。ではでは。

    • 横須賀放浪者 より:

      田植先輩は石を探しに北海道の河川も散策されているようですが、魚をみかけますか?