お仕事で福島県 浪江町へ出張した時のお話です。「いつでしたっけか?」..
あれは..そうそう 宗兄弟 ..6月10日 月曜日のことです。
福島県 浪江町の空は青くて広くてとてもきれいで、これから2年間ここで働かさせてもらえると思うと、たまりま千昌夫でワクワクしちゃった親爺の胸..
この日は、昼に浪江町に入って関係者と打ち合わせをして、事務所の開設作業のあと現場を周って..
昼はばっちり労働し、夜は仕事の憂さを晴らさせてもらいました。
出張の宿はJR常磐線のいわき駅近のビジネスホテルだったんです。
暑い日で.. 現場を歩き回ったもんで、体は汗だくで喉はカラカラ..
宿に帰ってシャワーを浴びて、やってきたのが海鮮炉端の魚正(うおまさ)さんでした。
ガラガラっと引き戸を開けて、店内に入れば.. 居心地のよさそうなお店です。
「お客さん、今日は月曜日だから、ハッピーアワーで19時まで酎ハイとハイボールが1杯¥109-で呑めますから」なんて お店の姉様が.. いわきにもハッピーアワーがあるなんて感動もんです。
とりあえずは生ビールで乾杯して..
カセットコンロの鍋のなかみはお通しのアサリの酒蒸しでした。
2杯目はハイボールにしときました、呑み代は割り勘だから..初めに安酒を胃に詰め込んでおけば、安くすませられるんじゃないかと考えました、年金親爺は暇はあるけど金がないのです。
肴は、エビのから揚げと軟骨のから揚げ..
運動嫌いのくせに揚げ物好きな親爺っているもんです、たいが痛風持ちで高血圧の糖尿のけももっていたりして.. そんな親爺の呑み仲間達も大概、同じような傾向です。
仲間の血圧を訊いて、自分より高かったりすると安心材料にして、自分の方が高かったりすれば酒を控えたりする.. そんな一派は早死にが多いような気がします。
今回の仲間にしても、30代からのつきあいですが、この一派からは現役時代に何人もの早死にがでています。付き合いのいいやつで、特に酒の強かったのが早死にでした、 呑んで吐いていたようなのが長生きで..そんな気がします。
「先輩、揚げ物もいいけど、長生きしたけりゃ青魚よー」なんてカツオの藁焼きを注文しました。これはなかなか旨かったですね..
やたら肉を注文したがるから、極力肉を食べさせないように、めひかりなども注文しました。
70歳から66歳の爺様が4人で現場を仕切るのです。2年間も.. 一人が倒れれば、共倒れ間違いなし。
一番若手がおいらで、ちゃんと運動習慣もあり、病気といえば痛風だけ、それも一番弱い薬で数値を安定させています。倒れるとすればおいら以外の3人だと思うと..怖くてたまりま千昌夫。正社員になれと言われても.. 精神的に参ってしまいそうなので 臨時雇で勘弁してもらいました。
「さあ、先輩達、ここらでおひらきとしましょか」「明日も現場まわりがありますから」..
やく1名、呑み足らない親爺先輩がいて..こんなところに来ることに、
復興飲食店街の夜明け市場だそうです。
夜のいわきの裏通り..肩をよせあう通り雨.. 雨は降っていませんでしたが「そそられますね」..
昭和の風情を色濃く残す、こんな裏路地は好きですね、場末のスナックで昭和歌謡..演歌を聴きながら酒が呑みたい..「呑ませてくださいもう少し..今夜は帰らない、帰りたくない」なんて気分になってしまいました。
スナック のい.. そそられますよね。
STAND BAR もも.. ももと読んで、桃を想像するか、太ももを想像するかで大違い.. 「あなたはどっちだ」?..
昔だったら、スナック のいのカウンター席について、いわきの姉さま相手に..
「お仕事ですかー、どちらからですか?」なんて訊かれたもんなら..
「おう、横浜.横浜の馬車道辺りよ~」なんて..「恋人も濡れる街角をいれてくれる」なんちゃって..マイクを握ってすかした顔して、小指をたてて歌ったりして..
悲しきかな今じゃそんな元気はありません。
30代の頃に一緒に働いた仕事仲間も今や60代後半で、一人は70代です。
だれかが倒れればバタ.バタ.バタ.の共倒れ..ドミノ倒しのようなもの..
ホテルに帰って、一部屋に集合し呑みなおしました.. 若いころのままです。
楽しい出張でした。福島の空は青くて広かったのに、東京の空は青がよどんでいるような.. 夏の北海道旅を済ませたら、地道に労働に励むつもりです。
お土産にめひかりを買ってきました。「年金親爺のお仕事は後は野となれ山となれ、どうにかなるさ」なんちゃって..
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