山元町からの贈り物

懐かしき宮城県は山元町から今朝小包みが届きました… ご依頼主　山元事務所職員一同となっております。

「なんじゃいクリスマスプレゼントかいな」…

今年の３月末に横浜の事務所に戻ってきて、はや９ヶ月になります… 山元事務所を離れるにあたっては職員の皆様より心のこもった送別の品々をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。新型コロナにより、ろくな仕事の引継ぎも出来ぬまま帰ってきてしまったこと、４年間仕事をさせていただきましたが、ろくなことも出来なかったものに対して、いまだに気を使ってくださる皆様の優しいお心遣いに涙が出そうです。

↑中は山元町の特産品でした、ひとつひとつを手に取り製造元住所をみれば、懐かしき住所が… それぞれの住所を読むにつれ胸がつまり懐かしき４年間が思い出されます。真庭字浅生の玉こんにゃくに高瀬の干し芋… 山元町名産のいちごでつくったジャムは鷲足で作られたようです、完熟いちじくのタルトは山元町南部の坂元のもの、二つのりんごには生産地の記載こそないけれどもおそらく鷲足から真庭あたりのりんご園でとれたもんじゃないでしょうか…

山元町は環境がすこぶるよくて… 春は白いリンゴの花が咲いてそこらじゅうからキジの声やら凛々しい姿までも… 夏の夜はほたるの光りにカエルの唄が… カエルの声がうるさくて..ゲロゲロッ… 秋にはハヤブサなども飛び交っていましたし、１０月を過ぎるとたわわに実ったりんごが赤く色づきはじめて、１１月も中旬を過ぎると近所のため池には白鳥などを見かけるようになりました。

宮城県南部の太平洋に面した町だけれど、さすが東北.. 冬の寒さは堪えました…

空は広くて綺麗だし… ガタンゴトンと常磐線がどこまでも平らな田んぼや畑の中をゆるりと走っていく姿を見かけました。

生活環境もすこぶるよろしくて、商店等が少なく、のどかな住宅街で国道沿いには２,３軒の呑み屋があるだけでパチンコ屋はありません… 金を使うところといえばツルハゲドラッグくらいで、「だから貯金も出来たんだい」…

令和３年３月１１日で東日本大震災から１０年になります。町の復興も年が明けて３月末をもって無事完了だと風の便りで知りました。山元事務所職員ご一同様、コロナ終息の折にはまた伺わせていただきます。この度の贈り物たしかに頂戴しました、嫁と二人で大切にいただかせてもらいます。皆様お体ご自愛下さいませ、車中泊放浪の旅の折には町に滞在させていただきます。