長い一日でした…

若い頃は年寄りや古くなった物を粗末に扱っておりましたが、最近は粗末に扱われる側になりつつあります。年寄りの仲間内にいることのほうが楽に感じられる今日この頃です…

横須賀に帰省して楽しみといえば、群馬先輩と横須賀中央で一杯やること…

先輩は現在一年365連休の悠々自適な怠惰な日々をうち過ごしております。「来週横須賀に帰るんですが、よかったら一杯どうでしょうか？」…「いいよ～中央辺りで」… ほぼ断られたことがありません。それではと横須賀は中央酒場でやることにして… 「横須賀よ～、上大岡でお帰り寅さんを観るんだろ、それなら京急横須賀中央駅 15時に待ち合わせだよな～」「了解しました」… 「15時の訳ね～じゃねいかい」…　まあいいでしょう、上大岡のヨドバシカメラで時間つぶしをすればいいことですから。

結局先輩の読みが当たって、病院で時間を費やしてしまったおいらは12時20分上映の男はつらいよを観ることになり横須賀中央駅には15時05分の到着となりました。昼の中央酒場は年金暮しの先輩達のオアシスのようですが、17時を過た辺りから客層が年金組からサラリーマン組に代わっていきます。今日 27日は金曜日だったもんで、15時10分に入店すると半端なく混んでおりました、年金組とサラリーマンやんちゃ組が相まみえていたもんで。「横須賀よ～、今日は仕事納めの日じゃねいかい…もうちと早めにくればよかったな～」…

入り口左側のカウンター席に二人分の空きがあったもんでそこへ通されたんですが、ここはいけません。入口の自動ドアが開くたびにに冷気が入ってくるもんで半端なく寒い席なんです。若大将にお願いして、「奥が空いたら、移動をしたいんで」…　その後奥に移動することができて、あっという間に２時間が経ったしだいです… 「あ～楽しかった」…

「先輩お次はどこにいたしましょうか？」「そうさな～、若松マーケットでも覗いてみようか」…

「若松マーケットだなんて遠回しに言うんじゃねいやい… 初めから古城と言えばいいだろが～」

案の定二軒目は若松マーケット内にある古城でした… 「嫌いじゃね～なー」

レモンハイを注文して… 群馬先輩のカラオケショーの始まりです。

カラオケスナック古城のお客さん達は、半端なくお歌が上手で… おいらの出る幕はありません。群馬先輩はそこそこ自信があるようで、スナックの場に溶け込んでおります。「何をやってもそつなくこなすんだもんな～」… おいらは時間を持て余してしまい一人スマホをいじっていると… 「お兄ちゃん、お久しぶり… みてるわよ～、あんたのブログのヴォクシーがゆく」…「うそで～」「あんたがみろというもんだからみてるんじゃないのよ～、ほれ」古城のママがやおらタブレットを取り出してヴォクシーがゆくを表示しました.. 「恐れ入りました… ありがとうございます」…「今夜のことも書いちゃっていいでしょうか？」「いいから書いといて」…

そんなこんなで、今回も書いてしまいます。そもそもなんで古城なんでしょうか、スナックを開店した時から古城なんてありえないでしょう… 新城だとか明日の城だとか、未来につながる店名を付けるのが筋じゃないかと。さしずめ開店当初は別な名前だったんでしょうが… なにかをを境に改名したんじゃないかと。　ママだって昔はヨーコなどと名乗っていたりして、スレンダーで髪が長くって、客からは港のヨーコだとか呼ばれていたりして…　 ※ あんたあのお婆～のなんなのさ？　「おいらはただの妄想家です」…

時を重ねるうちにそんな生き方も重荷になって… 「もう、スレンダーだとかワンレンなんて面倒なんでやーめた」なんて… いっそ、店名も古城にしてしまえば時の流れに任せられるし…

「ちょいとお寄りなさいよ～、楽しいから… 昭和の雰囲気なんかも感じられるし、家庭的なお店なのよ～、カラオケの勉強にもなるわよ～」と写真のママが言っております。そのとおりなんです、若松マーケットに入ること自体が最初は怖かったんですが、それは思い違いというものでした… 他の店はよくは分かりませんが古城は今日で４回目でしょうか… お客さんも歌が上手でおおらかな方が多いし、ババ、おっとママも親切だし、くつろげるいいお店なんです。　横須賀にお越しのあなた～、お時間が御座いましたらちと覗いてみてください、昭和の風情を感じられる家庭的ないいお店ですから…