通勤のバスも電車も空いております… 喜ぶべきか、悲しむべきか。
京浜急行 三崎口発の特急 高砂行に乗って横浜 黄金町へ向かいます… サラリーマンや学生の数が著しく減った車内はガラガラで。
京急黄金町駅を降りて、大岡川を渡っていると何やら船の音が聞こえてきました、橋の下を船が通り過ぎて行きます。ザックから急ぎカメラを取り出して、パチリと一枚撮りましたが、あとの祭りで 去り行く後ろ姿をやっと撮れただけです。 「シャッターチャンスはいつくるかもしれないのだから、カメラを手にして歩き回らねば」… 大岡川はこの辺りでは運河の働きもしているようで、港から船が上がってくることもあるのです。
事務所に入るなり 朝っぱらから 人事異動に伴う席替えが始まり、ラッキーだったのが管理職席に近かった仮の席から窓際の席に移れたことで、この一年は管理職との濃厚接触も避けられそうだし、ウイルス対策にはもってこいだし… 窓際なので大した仕事もしなくてよさそうだし、いい一年になりそうです。午前中は席の移動やなにやらで、あっというまに昼になってしまいました。
朝から事務所内がバタバタしていたもんで 昼飯をたのみ忘れて… またもや外食をすることに。コロナの影響か、休館中の三吉演芸場の前を通りすぎて…
今日は横浜橋商店街はやめておいて、右に曲がって若松家さんにいたしました。
人柄のいい老夫婦の経営する中華そば屋の若松家さんです。特徴はとにかく量が多いこと。
おやじさんの中華鍋の扱いがはんぱなくすごくって、 手際よく料理を作るその身のこなしと… 見ていて感心してしまいます。その隣で接客と調理補助をするおばちゃんもなかなかなもんです。お歳の方は夫婦そろって80前後くらいでしょうか。常連客も多いようで家族的な会話のはずむいいお店なんです。
「お兄ちゃんなんにします～」「カタヤキそば一つ」…
このカタヤキそばが好きなんです。お値段は￥750也、色どりといい お味といい、量といい、申し分ありません。特にこのチャーシューが好きで、塩味主体の上品なこのチャーシューがたまらないのです。ただ… 食べた後に後悔してしまって「また食べ過ぎちゃったぜ…ゲボッ」…
若松家さんのお店 周辺は古き良き横浜の下町文化を色濃くのこした土地柄で、ボロは着てても心は錦、口は悪いが人情に熱い… 昭和を思い出させる街なのです。最近ではその住み心地のよさからか、中国や東南アジアの住人が増えてきているようです。若松家さんにも外国人のお兄さんやお姉さんが食事を求めて集まってきて、おばちゃんと楽しそうに会話をしている光景を見ることがあります。外国人や外国の物事を寛容に受け入れる文化が横浜人にはそなわっているのでしょう。
「満腹 ゲボっ」で、午後からの仕事もそつなくこなして、鐘と共に去りぬ。 本日は寄り道は無し、一気に三崎口に到着しました。
京急三崎口 バスターミナルでバスを待ちました、西の空が赤く染まり大変綺麗です。今日の昼にも感じましたが、ここ最近の空は、東北の空にまけぬぐらいに綺麗なのです。コロナの影響で人の動きが停まったことで空が綺麗になったんでしょうか…
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