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枯れ葉よ

今日も仕事で横浜まで、朝6時30分に家を出て… 事務所に到着するのが8時20分です。通勤時間は片道1時間50分也… 三崎口駅が京急線の南端の駅なもんで、毎朝座って通勤ができることがせめてもの救いです。「なんて言ったってね~ 実のところは結構いい思いだってできるんです… 通勤時間が長いのを理由にして寄り道はできるし、休みの日には釣りにハイキングに、テニスだって… 夏は海水浴もできるし、木陰にいれば涼しいし、冬は横浜よりも2℃から3℃は暖かいんです」… 平成の3年だか4年にはじけたバブルの影響で横浜在住をあきらめて三浦半島の住人になってしまいましたが、今はバブルに感謝しております。

ここのところずっと現場が休工中で..今日も内業。事務所仕事で室内にいてパソコンの画面に集中しているとそのうち後ろ頭がズキズキ痛くなって… 「こんなのやってられないね~」なんて…

昼休みくらいは外に出て新鮮な空気でも吸ってみようかと、弁当を食べた後にカメラ片手に事務所の周りを散策しました。事務所の周りは駅周辺にくらべれば緑も多くて癒されます… 立小便のほのかな香りは慣れました。

木々の葉は紅葉を通り越して枯れ葉となり… やっとこ木の枝にぶら下がっているようです、風が吹けば力のないものから地べたに落ちて行く定めなのです「虚しいね~」…

紅葉のうちはまだいいんですが、枯れ葉になると色もくすんで、そのうちにはらりと落ちる… 落ちた葉が雨に打たれて濡れたのが濡れ落ち葉です。

その濡れ落ち葉が靴に付くと払っても払っても、なかなか離れなくって厄介なのです… そんな濡れ落ち葉をなぞらえた濡れ落ち葉症候群などという言葉があります。老齢夫婦(年金生活者)の間に使われているようなのですが、簡単に説明させていただきます→ 結婚した当時(春)はつやつやと淡い緑色をした旦那様も、歳を取るにしたがい てらてらと深い緑色に変わって(夏)、50を過ぎた辺りから紅みを帯びて… この頃(秋)からめっきりと体力も落ちて、そして枯れ葉に(冬)… 木にぶら下がってはいるけれども、木=(イコール)会社ということにすると、まったく木のためにはなっていなくて… そしてはらりと地べたに落ちた(これが退職)…  退職をした旦那さんの個性とでもいうんでしょうか、大きく分けて二つに分けることができます。①木の枝からはらりと落ちたとたんに風の吹くまま気の向くままにどこかへ飛んで行ってしまうような老後の人生を送る親爺と… ②木の枝からはらりと落ちたとたんに、これからの老後の人生の送り方すらわからずに、いまや老婆となってしまった嫁のあとをつきまとい邪険にされるような人生を送る親爺…  あなたはどちらでしょうか?… ②の方を巷では濡れ落ち葉症候群というようです。

②にくくられるような旦那様をもった老齢のご婦人方にひとつ言いたいのは、そんな旦那を邪険に扱うことだけはやめていただきたい、彼らは若い頃からずっと家族を守るためだけに人生を送ってきたのです、ギャンブルもやらず、酒も深酒などはせずに、家と会社の往復だけで… 会社では上司のいいなり、家では嫁のいいなり… 「かわいそうな人生だったんだな~、さぞつらかったことだろう… それでやっと退職して楽ができると思っていたら濡れ落ち葉だと~」…

せっかくの昼休みだというのにそこらの枯れ葉を見たくらいで、勝手な妄想の世界に入ってしまいました。「だからいつも疲れがとれないんじゃねいかい」… 上の写真の葉っぱに言ってやりました「お前は地べたに落ちたら①か②かどっちなんだよ~、①のほうがいいぜっ」てね…

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