出汁ならまかせなさい..

ご当地ラーメン食べ比べなどと銘打って、小銭をはたいて近所のスーパーで袋入りの全国各地のらーめんを買いあさり、ブログのねたにしていた時期もありましたが.. 「あんな時代もあったねと」今思えば、しょぼいことをしていたもんだと反省しております。

まじめに地道にこつこつと、人生、手抜きはいけませんね..

使える時間ならふんだんにある年金親爺ですが、使えるお金は少しだけ、

「ぱっと行こうよ、ぱっとね」なんてことは、とうの昔のことなのです。

つい先日「いつまで茅乃舎だしなどつかっているんじゃい」と嫁に言ってやりました。

「稼ぎを考えろよー、おいらの稼ぎをよ」なんてことも付け加えて、

「おいらが、 茅乃舎だしの上をいくだしを開発するから期待してまっていなさい」なんてことまで。

思い込んだら試練の道を、行くが男のど根性ガエルなんて時代に青春期を過ごしていました。

「やるときはやります」..

ことを起こす時にはむやみやたらに動くだけじゃいけません、シンプルにわかりやすく..

“とうしろ”はことの初めから、むやみやたらにあれも、これも、ついでにこれもやっちゃえなんてことをするから.. かんじんなところがぼやけてしまう、 それはNGですね。←上から目線で失礼しました。

出汁作りでいえば、かつお節からいわしの煮干しに干椎茸や昆布など、なんでもかんでも入れてしまう。

そんなやり方をしたら、なにが旨みをだしていて、なにが雑味をだしているのかわからなくなってしまうのではないでしょうか.. おいらはそう思うのです。

そこで考えました、「ひとつ、ふたつずつこつこつと地道にいこうぜ」なんて..

羅臼昆布の方は単体で水に一晩漬けた出汁を味わったことがあります、それに煮干しを合わせたらどんな味になるのか.. そこらあたりから始めてみましょう。

愛媛 燧灘産のかたくちいわしの煮干しが15g ..

こいつは近所のスーパー・ヤオコーで買ってきました、1袋100g入りで税込み￥400-です。

羅臼昆布は10g .. 去年の夏の北海道放浪旅で買ってきたもので値段は忘れました。

水は500ccのカップに2杯の..1リットル使います。水の出どころは神奈川県 丹沢山塊じゃないでしょか..

水が1Lに燧灘産 煮干しが15gと羅臼 昆布は10g..

火をいれずに、片手鍋のまま冷蔵庫で一晩寝かせるだけ。

これが水だし、寝ているあいだに出汁ができちゃうやり方です。

翌朝、出汁をなめてみましたが.. it’s good !のたまりま千昌夫。

こんなのを味わってしまったら、二度と化学調味料には戻れそうにありませんね。

昼食にらーめんを作ってみました。

スープは煮干しと羅臼昆布の出汁をつかってキャベツの芯と長ネギの青い部分に、しょうがを少々..

沸騰しないように気をつけながら作りました。

仕事が丁寧なので、スープに濁りなどありません。

魚介系のスープは、キッコーマン醤油とSBテーブルコショーだけの味つけです。

麺は平打ち麵を選択しました。

「どれどれ」..

ズズッとすすれば.. 「おー.. it’s good !の delicious.」.インド人もビックリ！、中華そばの出来上がりです。

これを食べたら、袋に入った全国各地の銘店のらーめんなんて.. 結構毛だらけ遠慮させていただきます。

出汁をとれば、美味しいものは家でも作れるんですね.. その味に感動島倉千代子。

出汁をとったあとの煮干しと昆布で佃煮も作ってみました。

佃煮とらーめんのあまりの焼き豚を本日の晩酌の肴にしましたが、これもなかなかなお味で、宝焼酎ハイボールの味も一層旨く感じられました。

年金親爺の底力「どんなもんだい」なんちゃって..

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