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知らない街を走ってみたい(登米のウナギ)

こんどの週末はどうしましょうかと、木曜日くらいから考えはじめるんです。

わざわざ天気の悪いところへは行きたくないし、こんどの土日は日本海側より太平洋側のほうがいいようなので、宮城県は登米(とめ)の街のポタリングなんかいいんじゃないかと… 道の駅 上品の郷にヴォクシーを停めて、北上川沿いに上っていけば登米市に行けるはず。さっそくグーグルマップで調べてみると 往復で60キロ 弱… 今の体調ではちときつそうです。それではとウナギを食べに行くだけならばと再度調べてみれば、片道なんと20キロ… これならなんとか。

そんなことから、登米のうなぎの美味しい店をググッてみました… 決めました 東海亭さんに… 昼の営業は11時から14時で、夜は17時から、ただし夜は予約のみだそうです。

とにかく12時から13時30分のあいだに店に到着すること…上品の郷を11時30分には出発できるように9時半に汚部屋を出ることにしました。

上品の郷にヴォクシーを停めて、北上川の左岸を北上することに…

10tダンプが頻繁に横を通っていきます… 土取場があるもんで、道路(国道45号)がやたら ほこりっぽくて… よろしくありません。

記念に北上川の看板のところでパチリと一枚… しばらく北上すると大きな橋が架かっているから、そいつを渡って、その後は右岸を上っていけば東海亭の前にでるはずです。

大きな橋はあったんですが、対岸の橋のたもとが結構先で、川からずいぶん離れているように見えたもので、も一つ上流の橋を渡ることにいたしました。橋に近づいて、よくよく見てみれば「鉄橋じゃないかい」… 鉄橋は渡れないので、その先を上っていってその次を渡ろうかとも思いましたが… 30キロ先かも知れないし。

やっぱり当初渡る予定の橋へ戻ることに…

あの橋を渡っておけばよかった↑… 橋のたもとにガードマンがいたんだから、聞くだけ聞けばよかったんです…「うなぎで有名な東海亭に行きたいんだけど~」なんて…

橋まで戻ってガードマンのお兄さんに聞いたんです…「うなぎで有名な東海亭に行きたいんですが」…「それなら、左岸を上流へ向かってください、鉄橋の下をくぐって30分も走れば登米大橋という橋がありますから、それを渡って、右岸をこちら側に少し戻れば東海亭はありますから」…

先ほどの鉄橋の下をくぐり しばらく走ると 小さな橋が見えてきました、「まさかあれが登米大橋」…

登米大橋?… とめおおはし…✕  ”とよまおおはし”のようです

とよまおおはしの真ん中辺りで写真を撮って…

橋を渡って最初の角を川下方面に向かいました… 街に風情を感じます。

おっと東海亭です…

タマモを停めて…

創業明治8年だそうです… うなぎが好きな西郷どんはまだ生きておられましたが、ちょうど大久保や岩倉が欧米視察へいっていた頃でしょうか… 。 入口の造りに商売っ気が感じられないわりには、店内は綺麗で落ち着けます。従業員の感じもすこぶる良くて、いごこちの良いお店でした。

とりあえず、初めての店なのでうな重(3,600円)にしました。

ごはんの大盛は無料でしたが ダイエット中なもんで普通盛りにしておきました。

大変に満足のゆく”うな重”でした。米は美味いし、うなぎの焼きも、皮の部分の焦げ目のなかに硬い焦げ目が残っていて、そいつの舌触りがたまりません、たれなんかも皮の焦げ目とからみあっていて、甘くて美味しいんです。皮につつまれた身も脂がのって柔らかで 絶品です。葛飾柴又で3軒食べてみましたが、量といい味といい東海亭がいいような… もしかして蒸していないのかもしれませんが、信州は諏訪湖のうなぎに似ているような… 次にくるときには 宿をとるかヴォクシーを近くに停めて、いつでも眠れるようにして、酒など飲んでみたいと思いました。

とにかく寒い日で… ペダルをこいでいないといられません。

街が昭和のまんまです…

北上川の左岸は10tダンプが多くって、帰りは右岸を下ることにしました。

とにかく寒くって時速20Kmでこぎ続けていないと すぐに身体が冷えてきます。こぐのをやめればそれっきり、おおげさなようですが凍死しかねないような寒さなのです。「なにが、危険地帯じゃい」… こんなことを書かれたら、先へ進んでいいものか悩んでしまいます。ちと先へゆくと坂になっていて、路面が凍結するようです、どうやらそれが危険なんでしょう。

しばらく進むと 北上川が右と左の泣き別れ、左にいくのが新北上川になり追波湾に注ぎます。右へいくのが旧北上川で石巻市内を通り抜けて石巻湾に注ぐんです。旧北上側へついていってしまったもんで、道にまよってしまいました。川と離れて 次にたよるのは三陸自動車道です、こいつを見ながら南下していけば、河北ICにたどり着けるはずです、そこまでいけば道の駅 上品の郷はすぐ目と鼻のさき… 庭先の御爺ちゃんに「道の駅上品の郷に行きたいんですが」… 「ようわからん」…  水道工事のガードマンさんに聞いたら… 「この十字路を左にいけば」… しばらく行って、道が複雑に入り組んできたもんだから… 外溝工事の職人さん達に 「道の駅上品の郷に行きたいんですが」… 一人は真っ直ぐに山を越えたほうがわかりやすいと言うし… 主任技術者のようなお方は右にいったほうが距離は長いけれど楽だと思うと言うし、一番若い見習いの青年は、「ところでどこからきたの?」なんていうもんだから、「よこはま~」って答えておきました。その後、最後の詰めの所で、農家のおか~様に尋ねたら、「右でも左でも行けるけれども、左へ行けば北上川の堤防にぶつかるから、そこを右に曲がって、しばらく行けば国道45号線と交差しているから、国道を右に行けば上品の郷ですよ」

やれやれ、やっと戻ってまいりました… まよわなければ40Kmのところを50Kmも走ってしまいました。

まだ16時、タマモを片付けて道の駅併設のふたごの湯に浸かって帰りたいと思います。東北の冬はポタリングにはちと危険なようです…もう金輪際いたしません。

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