令和3年7月16日 金曜日 午前5時..
道の駅 だて歴史の杜 駐車場で目を覚ましました。
昨日 鹿部町からここ伊達市まで国道5号と37号線を内浦湾(噴火湾)沿いにヴォクシーを走らせてきて、伊達市に入ったとたんに何か無性に懐かしさがこみあげてきて…
「そうだ仙台の匂いだ」…
街がきれいによく整備されて、街づくりをした人の几帳面さがうかがえるような.. どこか仙台と同じ匂いがするのです。
やはり文化は継承されていくんでしょうか…
たまたま隣に停まっていた横浜ナンバーのアルファードの親父さんが言っておりました↓
「昭和48年から毎年北海道に通い続けた結果、この伊達市が一番」!「ここ最近は夏場はずっとここで暮らしております」..「この街なら必要なものはすべてそろっているし、ここは北海道の軽井沢ですよ~」なんて..
おいらは ここは北海道の仙台だと思いましたが。
洞爺湖徘徊で汗みずくになった衣類から臭いがで始めたもんで、朝からコインランドリーで洗濯です。
洗濯のあと伊達漁港へ行ってみました。
この漁港に隣接する広場には夏になると日本全国から年金暮らしの親父さん達が集まり、堤防で釣りをしたり近所のパチンコ屋で暇をつぶしたりしながら避暑をしているという噂を聞いていたので、ちと覗きにきてみました。
「おっと、あそこに一台いるぞ」…
先輩達は確かに広場におりました..
南は高知県と三重県に、東京は足立区の親父さんが約2名、沖縄の人はおそらくパチンコへ行っているんじゃないかと三重の親父さんが言っておりました。
天気晴朗で、ポタ電の充電には絶好の日和だし..
「ここはいいところだよ、まったりと.. ここに滞在していきなさいよ~」なんて高知ナンバーのキャンピングカーの親父さんに誘われましたが..
「初めての北海道なので、とりあえずはグルっと周ってみてきます」と丁重にお断りさせていただき、伊達漁港をあとにしました。
目指すは白老(シラオイ)..
白老ポロトコタンです。
観光地化されたアイヌ部落のようなところで、今をさかのぼること かれこれ47年ほど前に初めての放浪旅で訪れた思い出の土地なのです。
白老の近くまで来ているというのに看板すらないということは、「つぶれてしまったんだろうか」などと思いながら ヴォクシーを走らせて..
ポロトで検索してカーナビの指示通りに走ってみたら、
山奥に案内されて..
この旅初めて、ヒグマ注意の看板を見ることになってしまいました。
結局、たどり着いたのは山奥の北海道ポロトゴルフクラブだったんです。
そんなこんなで、地元の年寄りにでも訊けば何かがわかるんじゃないかと..
駐車場にヴォクシーを停めて、
インフォメーションなどというところの受付の姉さまに訊いてみたんです。
「この辺りにポロトコタンというのが昔あったと思うんだけれど、ご存知ありませんかね~」?と…
「それでしたら、2020年4月にリニューアルオープンしたウポポイがそれだと思いますが」と…
「ウポポイ..〇×▽?」..
何気にいやらしいことを想像してしまうような響きを感じましたが..
アイヌ語で「皆で歌う」という意味だそうです。
ウポポイ(民族共生象徴空間)の入園料は¥1,200-也
ポロト湖畔にある綺麗に整備された施設でした。
※アイヌ語でポロト とは→ ポロ(大きな)ト(湖沼)
アイヌ民族の狩猟のやり方等を園内のステージで紹介したり..
アイヌ民族の道具のつくり方等を紹介する施設や、
アイヌ民族の住居を再現したものなど..
上の写真の右側の建物がアイヌ民族博物館です。
アイヌ民族の生活をアニメ動画で紹介したり
衣類や道具等の展示から、アイヌ民族に関する書籍等の閲覧なども出来ます。
来て、正解でした…
確か、16才か17才の春休みを利用して白老にきたんです..
上野発の夜行列車に乗って.. 急行八甲田だったと記憶しております。
青函連絡船に乗り、ご覧あれが竜飛岬なんて説明されたところで、わかりゃしないガキの頃です..
函館に下りて五稜郭まで歩いていったような気がしますが..
白老までは蒸気機関車に乗ったのを覚えております。
「おっと、話がそれていってしまいましたが、もひとつ」..
その旅の途中、札幌の地下鉄の駅地下道で道南のガイドブックを見ていたら..
背広姿のおじさんが近づいてきて..
「どこへいってきたのか」と訊くもんだから、
「白老のポロトコタンにいってきた」と答えると..
そのあと、さんざんアイヌ民族をけなしたり、馬鹿にした情報をたくさんくれて…
「そんな話は結構毛だらけ..」「じじい!、もっと学習しろよ!」なんて心の中でつぶやいたのは今でも鮮明に覚えております。
16か17才のガキの頃の記憶です。
結局今日もまったりと過ごすことなどできやしませんでした..
苫小牧辺りの車の流れは半端なく早くて、目が回りそうでした。
途中覆面パトカーにつかまっている車など見かけました。
今夜のねぐらはもうすぐそこです..
道の駅 ウトナイ湖に到着..
これがウトナイ湖でしょうか..
「おっと.. 白鳥のようです」..
春になったら鳴きながらシベリアへ帰っていくんじゃなかったんでしょうか..
シベリアで嫌なことでもあったのでしょうか?..
それとも、また冬になったら戻ってこなくちゃならないので「めんどうだから、おいらはここにとどまるわ」なんて…
一人で寂しくないんでしょうかね?
「堅気な暮らしからしか、本当の幸せなんか来やしないんだから、群れと仲良くしなきゃだめだよ」なんて言葉が通じれば言ってやりたいところですが..
怪我して飛べないんじゃかわいそうだし…
以上、11日目はこんなんでした。
天丼でも食べてから、眠るといたします…
11日目の行程です↑
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コメント
思ったより走行距離を稼いでいますね。
今日の「北海道新聞」にムーチン師匠がデカデカと出ています。
スピード違反の取り締まりがあちこちでやっていますのでお気をつけて。
なるべく地元車の後ろを走るようにしております。
白老在住のjijiです。ウポポイ見学ご苦労さまでした。昔のコタンは(60年前)旧国道の道沿いにあり、50年ぐらい前に現在のポロト湖に転居、3年前に取り壊し現在の国立博物館ウポポイが誕生しました。
私し、今年75歳になります、ヴォクシーで車中泊デビューします、先輩ヴォクシーさんよろしく!、勝手に弟子1号名のります。今年の予定はデビュー戦は、9月末に第3の故郷、富士市に行く計画を立てています。
先輩(親方)、北海道の美味いものたくさん食べた下さい。お体にお気を付けて旅のご安全をお祈りいたします。
白老ポロトコタンが消滅してしまったとがっかりしていましたら、綺麗に整備されていてよかったです
観光列車ではなく、現役の蒸気機関車に乗られたなんて、今となってはマニア垂涎の夢の旅ですね。
昭和中期(?)の旅の思い出は、めったに聞けない話なので興味深いです。18キップとか、ユースホステルとか、フォークダンスとか、そそられますね。今もあるけど、今とは別物の感じがします。
昭和旅のお話、機会があったらまたお願い致します。
そのころのユースホステスじゃ、今やお歳を召されていて..そそられません。なんちゃって
野菜をたくさん摂りましょうね!
今日、小中高校12年間の同級生から仙台の牛タンカレー、シチューが届きました。
ボクシー兄ちゃんを思い出しながらカレーの夕食をいただきました。
もちろん野菜はレタスにキュウリ、トマトのオリーブオイル掛け、をたっぷり!
チェーサーは息子の嫁から送ってきたスパークリングワインでした。
呑兵衛夫婦にノンアルデーなんかあるわけない、1年366日飲まなきゃ、津軽衆じゃない。
今日はどこまで行ったやら?
伊達から苫小牧に行く途中に、室蘭地球岬(チキウ岬)に行きましたか?地平線は丸く見えましたか?
なにもない襟裳岬でしょうか?
今は日高にいます
おにいちゃん
初めて北海道に旅に出て
帰って来た時
アイヌの伝統楽器
ムックリをお土産に買って帰り
盛んにビョーンビョーンと口の辺りで紐を引っ張りながら音を出していた姿を今日のブログで思い出しました。
40数年前の話
忘れていた遥か昔の話
さくら
ポロトコタンがウポポイに変わってました
ウポポイに行く前に「松浦武四郎」の碑を見つけて写真に収めるなんて、流石ですね!
武四郎は私も大好きな人物です。
2年前、紋別の川で、アイヌの儀式に乗っ取ったサケ漁をしたアイヌ文化継承者が、警察に連行されるという不条理な事件が今だ起きる中、「ウポポイ」の設立には国が大きくかかわったことは、正直ホッといたしました。
当たり前のことのはずなんですけどね!
これからの道中もお気をつけて、旅を楽しまれてください。
きっと、まだまだ楽しい出来事が待っていると思いますよ!
ウポポイ、感動しました。
横須賀さんブログ拝見しています。
現在、会津喜多方に居ます、19日に仙台から苫小牧港に渡ります。
マルトマ食堂のホッキ貝カレーを食べ、伊達市のとくしゅんべつキャンプに泊まります。その近くの三段の滝に大きなニジマス釣れますよ。多分(笑)
まだ、喜多方でしたか…