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車中泊放浪の旅 北海道編 12日目

令和3年7月17日 土曜日は4時に目を覚ますと寝床を片付けて即刻移動..

道の駅 ウトナイ湖ではWiMAX2+が使えないのです。

電波の入るところを探し求めて苫小牧の街中を走り回って、たどり着いたのがセブンイレブン苫小牧ウトナイ店でした。

まずは珈琲とサンドウィッチを購入し、駐車場の片隅をお借りしてブログの更新作業を始めたのです。

9時には無事に車中泊放浪の旅 北海道編 11日目のアップが完了して..

駐車場を長々と使用させていただいたお礼に、缶酎ハイ2本と水と握り飯に北海道新聞も合わせて買わさせていただきました。

「たまには世間の情報など入れねば、昨日ウトナイ湖畔で見かけた白鳥のようになってしまうぞ」なんちゃって、新聞も買った次第です。

フムフムと見ていて「おっと」..びっくらぽん…

どこかでおあいしたことのあるような親爺が、掘っ建て小屋を積んだおんぼろトラックの前にテーブルなど置いて、すかした顔して 新聞紙面を飾っていたのです…「まさか」..

それが..おいらが勝手に弟子入りしたブログの師匠のむーちんさんによく似ていたんです、本人だったらラッキーなんですが…

あとで確認しておきます。

そんなこんなで、セブンイレブン苫小牧ウトナイ店をあとにして、「目指せ夕張」…

ヴォクシーを走らせたのです。

夕張に近づくにつれて、おいらが得意の妄想劇場の始まりです。

ヴォクシーを運転しているはずなのに、なぜかマツダのファミリアを運転している感覚になり、助手席には朱美(桃井かおり)が乗っております。

その朱美(桃井かおり)が助手席から声をかけたんです..

「欽ちゃん、そこを左よ」なんて…

後席に乗った島勇作(高倉健)はただただ首を垂れているだけ..

そこをギュイーンと左折して..

やってきました夕張幸せの黄色いハンカチ思い出広場です…

ここで我に返りました。

「おっと、島勇作(高倉健)と妻・光枝(倍賞千恵子)の暮らした炭鉱住宅だぞ」..

映画「幸せの黄色いハンカチ」のラストシーンを飾ったロケ地が今は幸せの黄色いハンカチ思い出広場として保存されているようです。

炭鉱住宅の中に入ってみると..

中はこんな感じでした..

全国各地から訪れた「幸せの黄色いハンカチ」ファンの思いが書きこまれた黄色い紙が天井一面に貼られております。

映画で使われた赤いマツダファミリアが建屋の中に展示されていて、

映画の名シーンが写真で展示されております。

コープで初めて話しかけたシーンです↑..

「おくさんですか」?.. 「いえ独身です」..

初デートをした時のシーンです↑..

食事の食べ方がやけに無骨です。

やがて結婚、子供ができて↑..

「子供ができていたなら.. 酒を買ってかえるからな」なんて..

そして人を殺めて刑務所に入り.. それでも妻・光枝は待っていたのです↑…

これが島勇作(高倉 健)と妻・光江(倍賞 千恵子)が暮らした炭鉱住宅の貧しき部屋です。

ラストシーンの黄色いハンカチがはためくシーンを撮るために、快晴で風の吹く日を待ったそうです。

山田洋二監督の作品はどれも見終ったあとに心をほんわかと優しい気持ちにさせてくれるもんで、大好きなんです。

そんなことから今回 夕張に来てしまいました。

夕張ではもひとつ見ていきたいところがあったもんで、ふたたびヴォクシーを走らせました。

夕張市石炭博物館です..

夕張といえばメロンが有名ですが、

昔は炭鉱の街として栄えて、昭和33年頃には人口が12万人まで増えたとのことです。

炭鉱労働者たちは命を張って、坑道の中で危険な作業を行い我が国の高度経済成長を支えていたのです。

昭和40年頃から石炭は石油におされはじめて..

炭鉱は次々と閉山されていき、

2007年(平成19年)に夕張市は財政再建団体に..

地方自治体の財政破綻です。

人口はピーク時の12万人から1万人以下になってしまったのです。

一世を風靡した炭鉱も今や記念館として残っているだけ..

上の写真の赤いジャンパーの先輩が石炭採掘の説明などしてくれるのですが、

聴衆が集まる前にちと質問などさせていただきました。

「炭鉱のことじゃないんですけど、よろしいでしょうか」?..

「映画”幸せの黄色いハンカチ”のロケに使われた場所は今どうなっているのでしょうか」?..

妻・光江(倍賞 千恵子)が働いていたコープ(生協)の建物はとおの昔に取り壊されてしまって、島勇作(高倉健)が若い男を殺めてしまった細い階段の飲み屋街などは今ではその形すらとどめていないとのことでした..

時は街や人を変えるんです.. いと虚し。

来てみて良かった夕張の町..

これからもたいへんだろうけれども頑張ってくださいと、ガソリンを給油させてもらって夕張をあとにしました。

日高沙流川オートキャンプ場

夕張をあとに、道の駅 ウトナイ湖に戻って海岸線の続きを行こうかとも思いましたが、樹海を超えて日高の沙流川キャンプ場を目指すことにしました。

そして到着、今夜は炭をおこすことにしました。

12日目の行程です↑

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コメント

  1. コッチ より:

    夕張炭鉱にはワタクシのじもと筑豊からたくさんの炭鉱マンがながれていったとききおよんでおります

    • 横須賀放浪者 より:

      そうなんですコッチさん.. 映画の中の島勇作も若い頃に筑豊辺りで粋がっていて、刑務所に入ることは箔が付く
      くらいなもんだと思っていたと作品のなかで言っていましたヨ

  2. ア太郎 より:

    こちら横浜は梅雨明けしてモーレツな暑さで家に引きこもりです。
    北海道が羨ましいなぁ〜とテレビを見ていたら!
    横浜より北海道の方が気温が高いのでビックリ‼️
    でも?朝晩は涼しいですか?夜車中泊で寝れますか?
    アルコールは水分では無いので!注意して水分補給して下さい。

    • 横須賀放浪者 より:

      今、日高のキャンプ場です。暑いのなんのって、今夜は寝苦しくなるんじゃないかと心配です

  3. 石岡のみっちゃん より:

    「幸せの黄色いハンカチ」情報です。
    私もこの映画は大好きですが、撮影現場が現在ほとんど残っていない中…。
    冒頭で出てくる釧路港の工業地帯の煙突、それと、高倉健さんが刑務所を出てすぐに向かった網走駅の駅構内の様子は、今なお映画当時の姿をとどめていると思います。

    • 横須賀放浪者 より:

      網走駅の食堂でかつ丼とラーメン、それに瓶のビールをやっつけて、近くの郵便局からか~ちゃんにはがきをだしてみたら.. 三浦に帰ったら嫁がいなくなってたりして