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ぼっち焚火..

メラメラ..グビグビ.. 親爺のぼっち焚火

ここは神奈川県 三浦半島は長浜の駐車場です、訳ありましてちと海岸をお借りいたします。

令和4年10月18日 火曜日、時刻は16時30分、平日だというのに砂浜にはテントやタープに焚火台があちらこちらに..

二組のキャンパーの間に入らさせてもらって、タープを張ろうかと思いましたが、砂浜用のペグを買い忘れていました。そんなこんなでヴォクシーのハッチバックを屋根代わりにして、焚火台とキャンプ用の椅子だけで始めることに、宝焼酎ハイボールを呑りながら、まずは火起こしから..

火がつけば余裕のよっちゃん楽勝で、いいちこのお湯割りをグビッ!っと..

七輪で炭を熾すのも楽しかったけれども、焚火はその比じゃありません。

メラメラ..グビグビ.. 「焚火は浪漫じゃね」なんて..

この間の放浪旅では他人様の焚火を見させてもらって、買ったばかりの自分の焚火台で肉を焼いたもんだから、新品の焚火台がベタベタテラテラに、焚火台が脂でベタベタテラテラは似合わないんじゃないかと思うんです、「焚火台というものは黒くすすけていなくっちゃ」..

今回焚火をやることにしたのは、焚火台に付いてしまった脂を焼き尽くしてしまおうかと思ったからです。

今後一切、焚火台に網をのせて肉は焼かないことにします。焼いて良いのは川魚と野菜類にさつま揚げくらいまで、炎を見ながら妄想をするためにだけ使うことにします。

79歳の釣り人が登場

焚火を見つめながら、一人まったりと妄想を膨らませていたら..

よこから声を掛けられました。

声をかけてきたのは逗子市在住の齢79歳の親爺さんでした。

「楽しそうですね」..

「楽しいですよ.. 釣ですか」?..

「キス釣りをやっていたんですが、小さなのが5匹だけで.. これから夜釣りでもやられるんですか」?..

焚火をみながら酒を呑んでいるだけで、呑み終わったら車で寝て、明日家へ帰ることを伝えると、

一人で酒を呑んで車の中で寝るなんて、怖くないかと訊かれたもんで、

こんなぐあいに答えたんです⤵

親爺さん、怖くはないですよ、平日の午後から 無料の駐車場でひとりぼっちで酒を呑んで、車の中で寝るなんて行為は普通の人間はやらないでしょう、そんな人間には誰も関わりあおうなんて思いませんよ、こんなことをしていると怪訝な顔をして離れていくのが世間の常識です。

「食べているものを見てください 親爺さん、ホルモンですよ、金のある人間ならキャンプでこんなもんは食いませんって」..

「たしかにそうかもしれませんね、私はこの歳までそんなことをしたことがないもんで、声をかけさせていただきました」..「私もそんなことがしたかったんですよ」..

「楽しいですよ、これからやればいいじゃないですか」..

親爺さんが去ったあと、ホルモンはキャベツを添えてタフ丸Jrで炒めなおしました。

焚火を見つめながら、車中泊を始めた頃を思い出しました。

始めたころは確かに怖いと思いました、夜中に金縛りにあったりして、

悪い奴らに襲われるんじゃないかと思ったこともありましたが..

ものをとられたり、人にからまれたことなどは今まで一度もありませんでした。

考えてみればそれは当然のことで、キャンピングカーならいざ知らず、乗用車の横で酒を呑み、そのまま駐車場で寝るような貧しそうな輩こそが危なそうで、そんな輩から物を取ってやろうなんて普通は考えないはずです。

気が付けば、近所のホームセンターで買った¥590-の広葉樹の薪も残り僅かに.. あっというまのぼっち焚火でした。

焚火の炎が小さくなるまで、ぼんやりと炎を見つめて、頃合いを見計らって水をかけて眠りにつきました。

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