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追波川で鰻釣り

懐かしき東北単身赴任先の宮城県は山元町の復興状況を見て、車中泊のための食料を調達して、仙台東部道路の亘理インターから三陸自動車道の石巻河南インターまでは上道を利用しました。基本下道だけで旅をするつもりでしたが、それも叶わず、働く者の辛いところです、時間を金で買いました…

釣り具のキャスティング石巻店で釣り餌を買い、国道45号線で道の駅上品の郷まで、朝風呂を浴びるためにふたごの湯に立ち寄ります。

上品の郷に到着し、お風呂セットに着替えを用意して「おっといけない、マスクを付けねば」… 通勤ではマスク着用を忘れることはほとんどありませんが、遊びとなるとついついマスク着用を忘れてしまいます。

今日は夜釣りをすることから、昼間のうちに温泉に浸かっておかなければと、ふたごの湯に浸かることにしたのです。昨日も風呂に入っていなかったので…

なになに…「お客様へ、お風呂の修繕工事のため休館中… 8月18日(火)~12月上旬」…

お風呂セットを抱えたまま、唖然としました「今日もお風呂はお預けかい」… そばにいたガードマンの青年に代わりの入浴施設を聞いてみました「石巻市街に元気の湯というがあります、それから追分温泉でしたら日帰り入浴が出来ると思いますが… コロナのこともあるんで、確認してからがよろしんじゃないかと」…

風呂へ入らなくても死ぬわけでなし… 朝風呂は中止にして、釣り場へ向かいました。

今回の旅の目的地である追波川(オッパガワ)にやってきました…

爽やかな大気と広い空、川辺に立っても生活排水の匂いなど一切感じません… のどかなところなんです。今から16、7年前にこの河を知り、毎年秋になると訪れておりましたが、2011年3月に発生した東日本大震災を機にそれも出来なくなりました。おいらが東北単身赴任をすることになったのも、この河との縁によるものじゃないかと思っております。山元町に赴任した2014年の秋に、この場所を訪れましたが、あちらこちらで護岸の復旧工事が行われていて釣りをする人など見かけることはありませんでしたが、翌年の秋になると、釣り人の姿をちらほら見かけるようになり、2019年になると釣り人の姿を普通に見かけるまでになっていました。

ヴォクシーを土手の上に停めて…

一段下がった川辺に陣をはり… 先ずは癒しの一杯目… グビグビ…

今夜食べようと思って買った焼き鳥も助っ人として参戦です…

呑みに来たわけではありません、真面目に釣りもやりましたが、いっこうに釣れる気配がありません… まさかボーズ?

始めのうちは小さな当たりこそありましたが、そのうちに当たりすらなくなり… 日は傾き、川面が赤く染まった頃… ようやく ピクッ…ピクピク… 「おっと、でかいぞ」…「逃がすもんか~

で… 釣りあげたのが上の写真のハゼでした。これでボーズは免れました。

日も沈み…

いよいよ、本日のメインイベント漁師気取り..自称釣り名人の横須賀 VS 太くて美味くて有名な追波川の鰻の戦いの始まりです。夜釣りなもんで、竿先に鈴を付けます、鰻がかかると鈴が鳴り、当たりがあったことを知らせるシステムなのです。

チリン.. チリン… 「おっとかかったぜ」… 15Cmほどのハゼでした。昼間まったく釣れなかったハゼが頻繁にかかります。「鰻よ来い」!… ひときわ大きな鈴の音に鰻がかかったことを確信しました…キコキコキコキコ… ←リールを巻く音です。

でかいハゼでした… 20Cmまではないけれども、大物です。そのうちにハゼの当たりもなくなり、時計を見れば19時半をまわっておりました。「帰るとするか~」…

石巻市街までヴォクシーを飛ばし、元気の湯で風呂に浸かって、道の駅 上品の郷で泊まります。

夕飯はヨークベニマルで買ったカキフライを発泡酒で流し込みました… ウクレレの練習とブログの更新をして、NHK ラジオ深夜便を聴きながら眠りにつきました。5連休3日目の夜はこんな感じで更けていきました…

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