ヴォクシーの一年点検です走行距離16,641Km、今のところ特段問題はないんだけれども車中泊放浪の旅に使用するには ちと狭い気がします。
11時にヴォクシーを預けて…
「1時間くらいかかります」というもんで、「それではちとカメラを片手に徘徊してきます」と。
三浦半島は佐島(さじま)に向かいます。関西の明石のタコに引けをとらないくらいに有名な佐島のタコだそうです… おいらは知りませんでした。国道を左に曲がって坂を上るとトンネルが、トンネルを抜けると漁師町の佐島が見えてきます。道路右手に深田屋さん… マグロやカツオ釣りで有名な船宿でしたが、もっと有名だったのが先代の社長の呑みっぷりと めんどう見の良さ。 とあるスナックで意気投合して、おいらが舟を持ったと言えばお祝いだといって、ボトルをプレゼントしてくれて あげくに加山雄三の”海その愛”(カラオケ)まで聴かせてくれました。釣船の無料券をいただいて遊ばせてもらったり。一時期 結構遊んでもらいましたが… そのうちに成人病で入院してしまい、最近になり 亡くなられていたことを知りました。「社長… 若かりし頃おせわになりました」
深田屋の斜め前にはつね丸さん、感じのいい美人な若奥さんがおりましたが…今も健在なんでしょうか。
引っ越して間もないころに”つね丸”さんで貸しボートを借りたんですが、住所氏名を書いたノートを見るなり 「兄~さん なんだお~、地元じゃねーかい もったいない、借りるくらいなら自分の舟をもっちゃいなさい」とそんなことを言い出して… 商売っ気がほとんどない宿の主でした。おば~ちゃんもいて、釣りから上がってくるとミニのカップヌードルを出してくれたのは”つね丸”さんだったと思います。自分の舟を持ってからは遊漁船に乗ることはありませんでしたが…
道路のむこうが佐島漁港です↑、他県の船がカツオを降ろして沖の生け簀から餌のイワシを買ってゆく光景をよく目にしたもんです。
漁港の反対側、道路をはさんで山側にあるのが丸吉商店(鮮魚店)さん、若かりし頃”釣り漁師”を気取っていたおいらの魚は全てここに下ろしました。ある時メジナを30Kg、しめて18,000円。楽しい釣りをして… 時給がなんと6,000円それでも会社を辞めようなんて当時は爪の先ほども考えたことはありませんでした。
丸吉商店を後にして、相模湾を左手にみてしばらく歩けば 佐島マリーナの入口が、それを曲がればその先に橋が架かっております。橋をわたれば弁天島になります、東京12Chのなんでも鑑定団に出てくるところのおもちゃ博物館の館長さんはここらあたりに住んでいる様子。
佐島マリーナです↑、大きなクルーザーがここから沖へ出てくるんです。おいらは ここいらから出てくる大きなクルーザーが苦手でした。横を通りゃ、引き波で舟は大きくゆれてしまうし。たまにトロトロと低速で近づいてきたと思ったら、「船頭さん、何が釣れるんですか~」なんて… 「おいらはサラリーマンじゃい」だいたいすかしたネ~ちゃんを舳先に座らせて、ロングヘアーのお姉~様を 「どこで釣ったんですか~って」心の中で聞いてやったりして… 大きなクルーザーの高いところから おいらは見下されているようで、気持ちのよいものではありませんでした。
沖にあるのが笠島です、台風の影響でしょうか、白波が立ち上がります。
天神島や笠島に興味のある方は上の写真の能書をお読みください。そろそろ時間もよろしいようで、ネッツトヨタに戻らねば、25分そこらで戻れると思います。
もと来た道を戻ります、トンネルを抜けて 坂を下ります。突き当りの国道134号線を三崎方面に曲がり、ヴォクシーを回収して家に帰るんですが…、 本当は左に曲がって葉山か逗子か鎌倉の豪邸かなにかに帰るような人生が夢だったんです。帰ってしばらくするとヤナセさんから一年点検が終わりましたのでお持ちしましたなんてベンツのSUVが戻ってくるような…. 冗談です。そんなこんなで今回の帰省も終わります、明日は朝から東北のとある町を目指さねば…
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コメント
21年前の久里浜での3ヶ月研修生活中にそのあたりをバイクで走り回った思い出が
そのときの研修仲間たちと一昨日長野で再会してのち京都に流れて参加できなかった仲間にごあいさつ
放浪の旅も板についてきたようです
これから東北に戻りますが… やっぱりおうちがいいみたいです。