日本海へ沈む夕日を見てやろうじゃないかと、とある町をヴォクシーでプイと飛び出したおいらでした…
なの花温泉「田々」を出たおいらは 国道7号線を北上して、最上川を渡り 側道を斜めにおりて西に向かい、カーナビの指示に従い酒田の街に入ったんです…
「たいしたもんだいカエルのしょんべん、見上げたもんだい屋根屋のふんどし」… 歴史ある 北の商都には味があります…懐かしき昭和を思い出させてくれる 一杯呑み屋がおいらを迎えてくれました。
阿武隈川を渡って、蔵王山塊と月山を越えて はるばる来たで酒田の街、いくら風情のある呑み屋があったとしたところで、目などをくれている暇はありません。早くせねば… 最上川河口に沈む夕日を見ることが出来なくなってしまうのです。
やれやれ、酒田は最上川の河口の小高い丘に到着しました、ここが日和山の公園です、春の桜が有名だそうです。
ヴォクシーの室内で装いを整えて、最上川の河口に沈む夕日に手を合わせました。「今日も安全な旅を見守ってくださりまして、ありがとうございました」… パン,パン,パン…
日和山公園 第一駐車場にヴォクシーを停めて、暮れなずむ最上川の右岸を歩くことにしました、風力発電のゴジラの扇風機群の上に夕日が今まさに沈もうとしております
最上川の河口に沈む夕日でした… 「もう少し凄いことになると思っておりましたが、本日はこんなもんでしょう」…
こんな夕日を期待していたんですが…
夕日は終わってしまったし… どうやって時間をつぶしていいものやら。こんな時には観光案内板などが役にたつもんなんです… 「フムフム」… ブログにアップするならば、夕暮れの山居倉庫(さんきょそうこ)などがいいんじゃないかと思いました。
コツコツとアスファルト敷きの川辺を上って、むこうに ほのかな灯りをともした倉庫群が見えて来ました。あいつが山居倉庫でしょう…
この橋をちょいと渡れば山居倉庫の敷地内へ入ることが出来るはずです、でも、止めておきました… 橋の向こうから歳若きカップルがこちらに向かって歩いてきたんです、薄汚き親爺にはあちらは似合わないんじゃないかと…出る幕はないんじゃないかと思いました。
なにやら場違いな所に来てしまったようです、歴史と文化に育まれてきた酒田の街、おいらはこの街に溶け込む自信がありません、「どうしたらいいんじゃい」…
知らない街を歩いてみたいなどと旅人を気取っておりましたが、なんだか歴史と文化に育まれてきた酒田の街並みにすっかり呑まれてしまったようです。こんな時こそ、こう言うんです→「風のふくまま、気の向くままに街を徘徊するんじゃい」…
そんなこんなで あてもなく、暮れなずむ酒田の街を北に向かって歩きました、上を向いてあるこうじゃねいかと頭を上げると、暮れなずむ街並みの向こうに雪を被った鳥海山がどしりと構えておりました。「やっぱり、この街にはかなわね~やー」…
毎日のブログ更新はきついものがあります。通勤時間の無い東北のとある町の今ですら時に午前様になるしまつで、横須賀に帰ったらと思うと… ゾッとします。「下の60代オヤジや車中泊の旅のバナーのクリックをお願いいたします」 バナーをクリックしていただけることがブログ投稿パワーの源になるんです…ペコリ ペコリ
コメント
酒田も鶴岡もすてきな街ですよね
芭蕉翁の長逗留もうなずけます