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かみのやまという街は…

土曜の夕方に下大湯の温泉に浸り 夜は車中泊独宴会を楽しみました、少年寅次郎の最終話を観てチビ太のベッドで眠りについたんです。目が覚めたなら、早速 かみのやま温泉街をポタリング。

あいさつ浴場

日曜日の朝っぱらからタマモに乗って、かみのやまの温泉街を走ることが目的の旅だったもんで、スーパー”おおばん”でパンとコーヒーを流し込んだあとは自由気ままに…。 かみのやまにある公衆浴場のすべてをはしごしてやろうかなんて思ったりして。 

二日町共同浴場

二日町の共同浴場の看板が目に入ったもんで、浸かっていきます。

洗髪券

洗髪券?… 券じゃないだろうが、この大きさは れっきとした札でしょうが… 下大湯の札より一回り小さいのになんで100円もとるんじゃい」「せいぜい75円じゃ?

入浴心得

幼少の頃から きまじめだったおいらは ちゃんと入浴の心得などを読みまして… 湯に浸かります。

人生の扉?

(そ~なんです… ポタリング途中の温泉なので、カメラも持っていたんでした。以降はブログ一途に行動してしまいました…)

二日町共同浴場の管理人?のおば~ちゃまも大変感じのいい人でした。そしてまた、下駄箱ですれちがったおば~ちゃまもすこぶるいい感じの人でした。 「ここの湯は、いい湯だから…ゆっくり浸かっていってくだされ~」な~んて… 誰も皆 優しいんです..”かみのやまの人々”は.. 「こんな土地もあったんだ~」って。..脱衣所に入ったときに風呂から出てきたお父さんが服を着ています..カメラをだしたいのに のんびりと温泉の余韻にひたっている様子…、この親爺さんにちとイラッとしたおいらです。気を付けて様子を覗うともう一人 浴室にいるようです…. カメラは2人がでたあとにだすとして。

しばらくすると、脱衣所からお父さんが出て行ったもんで、脱衣所の写真を撮ったんです。浴室に入ろうとしたら小さな 親爺ちゃんが、浴室の入り口辺りで体操をはじめて… 「はいれないじゃないかい よくよく 親爺ちゃんを観察すると何やら背中に青い線が… 刺青でした、竜の刺青ではなかったんですが。

おいらは丁寧に「おはようございます」と挨拶をしたんです。刺青の親爺様はおいらをちらと見て、脱衣所へ出て行きました。

親爺様は80才そこらでしょうか… 若い頃は肩で風をきって温泉街をかっぽしていたのかもしれません。イケている温泉旅館の仲居さんなんかのヒモかなんかだったりして… もしかしたら、駆け出しの頃は越後の竜みたいだったりして… 全ては おいらの想像です。  いい湯でした、湯守?のおか~さんも話好きなようで、入口まで出てきて「これはおにいさんの自転車ですか」…「ちとこれで 温泉めぐりを」… 会話がはずみました楽しい時間をありがとうございました。

鶴の湯へ

温まりましたぜ~」二日町の共同浴場… いいところでした。

柿のみが…

寒い日で首の辺りがしもやけのようになり、風呂に浸かると痛かったです。

鶴の湯さん

よっしゃ~、温泉のはしごじゃい」と次に訪れましたのは鶴の湯さん… ↑ 上の写真を撮っていたら、背後から高い声が… 「兄さん… 何をやってんの~?」… おっと「すみません、写真をらせてもらっています...これから温泉を」…「おにいさんついてるね~、この鶴の湯がほんまもんの源泉かけ流しというやつなんだよ~」「よそは塩素がはいっているからね~」…

幸せそうな…

声をかけてきたのは↑このお父さんです、鶴の湯の雇われオーナー?

写真を撮ってもいいでしょうか?」… 「兄さん、撮りなさい、撮りなさい… よそから来た人たちがやたら写真を撮りたがるんだよね」…「音楽は何にします~?」… 「それじゃ~、演歌で吉幾三の津軽平野を」…「あったかな~」階段の途中においてあるCDプレーヤーでBGMをながすシステム?のようです…

OK、OK

引き戸を開けると中はこんな様子で…

番台も撮りなされ~

暖簾のむこうはこんな感じでした…あこがれの番台があり。お父さんの左腕の中には座敷犬。

湯船も撮りなされ~

小さな湯船です… これがほんまもんの源泉かけ流し。「むかし、NHKの体操のお兄さんと一緒に湯に浸かったんだよ~」「そうそう、よかったら二階も観て行ってください」… 「窓から蔵王が見えるから、12月になるとそこらの山も真っ白になり、正月になれば温泉街にも雪が積もり、大通りは除雪車が入るんだけれど、温泉の前は自分達で雪かきをするんでね~」

二階にも上がりなせ~

おいらが湯船につかり、親爺さんが湯船の脇につったって、しばし会話をしておりました。「いい湯でしょう、源泉かけ流しだから~」…「フ~、いい湯ですね~」 しばらくすると、引き戸のガラガラという音がして、老人が一人、「親爺さん、お客さんじゃ」…「おっ、常連さんだ」…

常連さんは80才くらいの御爺ちゃんでした、服を脱ぎ浴室にはいってきました。「おはようございます」… 「おう」… この御爺ちゃんの背中にも青や赤の絵が描かれておりました。二日で3回湯に浸かり、二人の刺青をしょった老人と越後の竜の青年と、なかなか人材にめぐまれている かみのやまの街… 温泉のあるじ達も、酒屋のおばちゃんも、肉屋の青年も、そばやのね~さんも、だれもかれもがフレンドリーで、東北にもこんなところがあるんだと、感心した今回の旅でした。のこりの2つの公衆浴場は雪が積もる前にきっと来たいと思います。

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