2023年 北海道放浪(24日目)前半
ガキの頃にテレビで観た「恐怖のミイラ」も怖かったけど、今回投稿する「三毛別の羆の話」も怖いはずだと思います、なんせこちらは実話ですから..
8月19日 土曜日の朝、初山別村のみさき台公園で目を覚ましました。22日昼のフェリーで津軽海峡を渡るもんで、もたもたしているわけにはいかず、連泊したいところですが先を急ぐことにしました.が..
隣の先輩に挨拶しにいったら、そこで話込んじゃって.. 出発がおくれました。
旅をはじめて、はや18年.. 歳はおいらよりたったのふたつだけ上の67歳だと言っていました。会社を49歳で退職したとは驚きでしたが、2,000人規模の大リストラを受けたそうなんです。そんな時代もあったねと..
自分の会社でも今から15年ほど前には早期退職をすれば退職金上乗せだなんてことがありました、その頃からでしょか、成果主義だ余剰人員だなんて言葉が頻繁に使われはじめたのは.. そんな強風に振り落とされないように必死に会社にしがみついていた自分が思い出されます。
「おっとこんな時間になっちゃたぞ」なんて、みさき台公園をあとにしました。
初山別村をあとにして羽幌から苫前町へ、苫前町に寄っていきたいところがあります。
「ここだ、ここだぞ」..
苫前町郷土資料館です。
知りたかったのはこちら↑のこと.. 気の弱いかたは、これより先は読まない方が身のためかも.. 読むなら自己責任でお願いします、過激な画像等もありますので..
自己責任なんて単語も昔はあまり聞かなかったような気がしますよね。
ぎょ.ぎょ.. ギョエ~.. 羆が小屋を壊して、今にも親子にとびかかろうとしています。北海道のキャンプ場でテント泊していたら、あってもおかしくない光景だと思いませんか?..
でかい羆です..
そうなんです、三毛別の羆事件の詳細を知りたくてこちらの郷土資料館を訪れたのです。
入館料は¥310-也.. お姉様に支払い、館内を見てまわりました。そして帰りぎわに三毛別の羆事件につい訊いてみたんです。.. .. 「三毛別の事件現場に行ってみたいんですが」と..
すると受付のお姉様は、一瞬険しい表情になったあと、やおら机の下から地図をとりだし、事件現場への行き方を教えてくれたのです.. 「A地点がこちらの資料館です、一度国道に出てもらって石狩方面にいってください」..
「しばらく走ると枯丹別川にかかる橋がありますから、それを渡ったら左折」..
「真っ直ぐにゆけば最初の信号が出てきます、ここがB地点だとすれば」..
「B地点を右に曲がって、舗装された道をいけるとこまで.. そのうち舗装がなくなります」..
「砂利道の手前で車をいったん停めてください、先へ進む前にクラクションを鳴らすこと」..
「羆よけのためにクラクションを鳴らすわけですね」.. 「そうなんです、川崎さん」「いえ、横須賀です」..
そんな説明を、丁寧に わざわざ地図にしるしをつけながらしてくれました、そしてその地図をくれたんです。
「お気をつけて、無事にご自宅へ帰れますように」.. 「そんなに危険なところなんでしょか」?..どきどきしちゃう親爺の胸、行ってくるぞと勇ましく..
「これが古丹川に架かる橋だな」.. これを渡ったら左折..
この先、B地点を右折..
舗装道路はどこまでも、柔道一直線..
「なんだよ、事件現場まであと5kmもあるぞ」..
事件現場まであと2km..
「おっと.. ここから先が砂利道だぞ」汗.. ドキドキドキドキ!
「そうだクラクションを鳴らすんだっけか」.. プー..プッ.プ~!
そろそろとヴォクシーを走らせました。事件現場まであと200m..
ゲゲゲー.. 「あっと驚く為五郎」.. だれもいない山んなかで、こんなのを見せられたら.. はぁ~.はー..
「わお~」.. 半端ない大きさと迫力に緊張島倉千代子、こんなのを見ていて本物が背後から襲ってきたとしたら.. たまりま千昌夫。
はぁ~.はー..
ヴォクシーを入れた証拠写真を一枚撮って、
急ぎ、危険地帯であるC地点(事件現場)をあとにしたのでした。「北海道の羆をなめたらいかんぜよ」なんて思いましたが..これは実話です。
24日目ルート地図↑Ⓐ初山別村みさき台公園 Ⓑ苫前町郷土資料館 ©三毛別羆事件 服現地
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コメント
なんと無謀なことをするんでしょうか。
決して”日本むかし話”の世界ではありませんよ。
ほら、すぐ後ろに・・・・・・・!
早く道南に急いでください。
牛を襲って食べていた、大きなヒグマOSO18 が駆除され
東京のジビエ料理専門店で炭火焼きで食べられていた…との情報を読みました
ヒグマに襲われることなく、函館よりフェリーに乗り青森に渡って来れたことと思います。
お家に無事に着くまでが
2023北海道夏の旅です
気を引き締めて、横須賀までお帰り
下さい。