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車中泊放浪の旅 北海道編 21日目

令和3年7月26日 月曜日です..

巷では月曜日が苦手で、朝になると身体の具合が悪くなって会社を休みたくなってしまうサラリーマンが多いのではないでしょうか?…

今朝も早起きして、やってきました羅臼の道の駅..

「おいらは月曜日の朝など関係ね~」..

曜日の感覚が失せつつある今日この頃なのです。

野営場ではWIMAX2+が使えないもんで、わざわざ道の駅まで下りてきてブログを更新したら、野営場に戻って朝食を摂っております。

今日のブログは早かった…

ちとやらねばならないことがあったもんでね..

「パッといこうよパッとね」なんて具合に、

「書いてアップすりゃいいんだから、細かいことはスルーだぞ」なんて

※昨日のブログで、777は殺しの番号と誤記しましたが、実は007は殺しの番号(映画ジェームスボンド)でした。「ここに訂正し、お詫びいたします」…

そんなこんなで、昨日よりも相当に早い時間にブログをアップして野営場へ戻ってきました。

「おっと、姉ちゃん起きてるね」なんて..

ソーラーパネルが朝日をとらえようと構えていたのでわかりました。

昨日は遅かったもんで、今日 車の中を見せてもらう約束をしていたのです。

昨日の夕方、羅臼の野営場にこの車が入ってきたときにはびっくりしました。運転しているのが女性で.. 若そうだし。

木造のこんなのを作って旅をするのは会社を辞めた親爺くらいじゃないかと思っていましたから。

まさに掘っ立て小屋のようです..

「おはよう.. 元気」なんて近づいていって..

「どこから来たのよ」なんて..

九州は福岡から来たそうで、車は仲間に手伝ってもらって作ったとか..

「中も見せてよ」なんて言ったら..

「なかはーん.. いや~ん」なんて言われるかと思っていたら..

「どうぞどうぞ中もどうぞ、散らかっていますけれどね」だって..

「フランクでいいね~」なんて思いました。

内側の壁一面には友達と描いたという奇抜な絵が貼られていて、

扉はピンク色で、ドアの脇には植物が..

こんな楽しい7月26日 月曜日の朝でした。

若き娘が軽トラックに小屋を建てて日本縦断.. おいらも負けてはいられません。

「若い娘が来たんじゃ、身の周りは清潔に」なんて

「温泉にでも浸かってくるかい」と..

石鹸とタオル1本をもって.. スタスタと野営場の坂を下って熊の湯へ

カメラは準備万端です.. 今日こそ撮ります湯船の様子。

上の写真の正面の小屋が女湯の小屋になります、小屋の向こうに男湯があり完全な露天風呂状態なのです。

カメラを首にぶら下げて、余裕のよっちゃん..小屋の脇をぬけて..

「おっと」..

すぐにカメラは隠しました。

眼光の鋭い男たちが4人.. 全裸で岩風呂を囲んでいたのです。

「まずい.. 羅臼の漁師の先輩達じゃねいかい」…

「4人相手じゃ」..

ああだこうだと指導されてしまうのでしょうか?…

「おはようございます」!と挨拶をして、カメラは脱いだ衣類の下に隠しました。

湯船の撮影どころじゃありませんので.. 

すっぽんぽんで脱衣所を出ようとした その瞬間に..

贅肉の全くついていない鋼のように筋張った小柄の漁師Aが..

「おい、そこに桶があるから.. それで身体を流してから入るんだぞ」!と..

ジャブを1発くらってしまいました。

「へい」.. そのあと「失礼しまっす」とおことわりして..

排水口のそばに座り身体と頭を石鹸で洗い、湯に浸かりました。

熱い湯が好きなんでしょうか..漁師Bは水のホースを湯船から外へほうり出して、源泉が出ている脇に浸かっております。

漁師Bがその場を離れたので..

おいらもその場へ浸かってみたんですが.. 「温ぃ~じゃねいかい」なんて… 

話好きらしい漁師Cは今年の昆布が良くないことや”ときしらず”が少なかった話など帰るまでしゃべり続けていました。

一番奥に座っていた長老漁師のDは最後まで穏やかそうな表情で一言も言葉を発せずに全体をながめておりました..

湯からあがって脱衣所に入ると、長老漁師のDが椅子に座ってくつろいでいました。

そこへ若いライダーが入ってきて、着衣をぬいで脱衣所を出ようとしたその時です、

長老漁師のDが唸ったのです オ~..

「桶をもってけ」…

桶をもったライダーが脱衣所の出入り口付近で湯船から湯をくもうとした瞬間..

再び、

「そこで身体を流すんじゃない、奥でやれぃ」怒!…

「そこは通路だろうが」…

穏やかそうに見えた長老漁師のD先輩でしたが、どすのきいたその声は、板子一枚下は地獄の極北の海で働く男のすごみを感じさせる迫力がありました。

「北の海の男達はちがうぞ」と思った本日の熊の湯でした。

本日のブログの最後を飾るのはこのお方です↑

人気のスズキ車 新型ジムニーで埼玉から来た釣り師の金子さんです。歳は50才、有給休暇を会社の上司に直談判して強引に取得して10日間の旅をするそうです。

そんなことまでして取った休暇が悪かったんでしょうか..

野営場に来た初日に、熊の湯で遭遇した漁師さんに「女湯をのぞきにきたんかい」と怒られて、野営場の炊事場で洗濯をしていたら、岡山の長老キャンパーに𠮟られて、挙句の果てはほっき貝をさばいていて自分の左手親指をざっくりとナイフで切ってしまって、釣りができなくなってしまう始末。

彼の頭にトンボがとまっていたのでよくよく見てみたなら、おもちゃでした、アブよけになるのだと言っていました。

次に来る時には、親爺よけに肩の辺りに入れ墨のシールでも貼ってきたらどうだいと言ってやりました。

「気を落とすなよ~、またどこかで会おうぜ」…

「行ってしまいました」…

そんなこんなで..

「おっと..てへんだ~福岡の彼女と二人っきりになってしまったぞ」…

野営場にいるのがいたたまれなくなってしまって..

国後島の見える展望台に上ってみました..

国後島がうっすらと見えます。

カーナビで確認すると、間違いなく方向が合致していました。

展望台があるのは望郷の森という羅臼町生活環境保全林の中で、

電波塔などと隣接して建屋があります。

建屋の上が展望台で、

建屋が北方領土の資料館になっております(入場無料)

展望台からの風景です↑..

写真でははっきりとは見えませんが、目視では国後島が確認できます。

左手には羅臼港が望め..

振り返れば、羅臼岳です..

「おっと、もうこんな時間です.. いかなくちゃ」

夕方堤防で釣りをするもんで本日はここでお開きとさせていただきます。

またのお越しを…

21日目の行動です↑ 野営場をベースに動きました。

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コメント

  1. からまつの森管理組合 より:

    怖い漁師に親指をつめた親父、軽トラ姉ちゃん、まさに北海道旅を満喫してるようですが、峠を越せばウトロ、ウトロと言えば知床観光の起点=ヒグマの宝庫。
    当地も、兄さんが通った森町砂原では小学校の近くで足跡が見つかり連日の防災放送が……!
    昔々、息子をカムイワッカの滝つぼで入浴させましたけど、今はシャトルバス以外は入れないようですね。
    遊覧船に乗って知床の先端まで行ってきたけどまさに秘境!
    どうぞヒグマ(みたいな親父たち)と、楽しんでください。

  2. 石岡のみっちゃん より:

    凄い!若い女の子でむーちん師匠と同じことをやっている方がいるんですね!
    私が羅臼に入るのは、あと10日ほど先…。
    それまで何とかそこにいてほしいものです!
    で、ものすごく気になったのですが、本文中に「岡山ナンバーの長老キャンパー」さんってありましたが、その方って、ひょっとしたら、今回のブログ写真の中で、自作キャンピングカーギャルのお尻とピンクのドアの写っているものの、左側に小さく映っているグランドハイエースの方ではないでしょうか?
    だとしたら、私が以前より何度もお世話になった方に間違いありません!!!
    その駐車場所が、岡山キャンパーさんの定位置なんです。(笑)
    私だけでなく、前日むーちんさんのブログにコメントを入れた「貴船さん」も大変お世話になっています。
    ちなみに…。私、その岡山ナンバーのキャンパーさんに、「ちょうちん」のあだ名をつけてもらっています。