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山元町からの電話

建設現場で働く労働者の皆様、今日も一日安全に配慮し無事に仕事をすませましょう。仕事がすんだら 美味しいお酒… ホッピーで仕事の憂さなどはらしましょうか…

本日も午前中は埠頭の工事現場へ顔をだして、これといった作業は無かったんだけれど他工事との調整ごとなどを片付けました…

「おい、横浜ベイブリッジよ… 年が明けて桜の花が咲くころには、お前を渡って北を目指すから、そんときゃ~たのんだぜ!」パッなんちゃって…

「あと五か月もすれば、こんな仕事ともおさらばして、放浪の旅がらすよ~.. カァ~..カァ~

仕事中にそんなこんなを妄想して、昼は事務所に戻って弁当を食べました… 一番大好きなやつ→ 海苔弁当に明太子が添えられていて、おかずはとり唐揚げで天ぷらがひとつ、ちくわの磯部揚げの時と… 今日はイカ天でした。 磯部揚がよかったんだけれど、残念

午後の仕事はとある案件の交渉ごとで… おいらの悩みの種なんです、「やってられないね~… 冬のボーナスが支給された後に解雇でもしてくれればさっぱりするんだけど」…などと思っております。

今日の交渉は決裂… もう一頑張り工夫して、やったとしてどうなるものやら… 相手の言う事ばかり素直に聞いて、言い返せばいいのに言い返さないもんだから向こうのペースにはまってしまってさあ大変… 向こうは言いたい放題、こちらは言われ放題… おいらは交渉相手に対するよりも、自分の若い上司が歯がゆくって… 「長生きするわ~..ボケなす!」なんて 「こんなふぬけの下でやってられるか~、くそ会社が~」… 東北単身赴任から戻って来る時に自分に言い聞かせたつもりです…「あと一年我慢すれば年金が出るんだから」… 「一年くらいなら自分を殺して… ハイハイ、ハイハイ、ごもっともですなんて言ってぶらさがってりゃいいんだから」… 年度初めはそれが出来るんじゃないかと思っておりましたが、仕事が動き出した今、やっぱり無理だったように感じております… そんなことを考えていたら、スマホが鳴って… 誰だろ?… 「もしもし、こちらは山元郵便局なんですがは~」… 「〇✖△…?うぅん…やまもと」… 「もしかして宮城県の山元町の郵便局ですか」?

「そうなんです、お荷物をお届けにまいりましたがドアが開いてないようなんで」…

昨夜呑みながらパソコンをいじっていて、ヨドバシドットコムにポータブル電源の注文を入れ、カード番号だけ入力して発注をクリックしたのです。その時の送り先が宮城県は山元町のアパートの住所だったようで、ポータブル電源が東北単身赴任中に住んでいたアパートに配送されてしまったようです…

上の写真がまさに山元町のアパートなのですが…. いま、そこから配達員さんが電話をかけてきているのだと思うと、なんともいえぬ懐かしさがこみあげてきて… 「申し訳ございません、今年の3月末に神奈川県横須賀市の方へ引きはらいまして、今はそちらには住んでおりません… その商品をヨドバシカメラへ送り返してはもらえないでしょうか」… 「わかりましたがは~、それではそのようにさせていただきます」..プチッ..

仕事のことでイライラしていたところにかかってきた一本の電話でした、耳元にとどいた声があまりにものんびりとしていたもんで、ささくれだっていたおいらの心もほんわかとしてきて…

「あと五か月… 腐らずに最後の仕事をやりとげようじゃないかい、ごちゃごちゃ相手に言いくるめられるのは癪に障るけれども、それを楽しんでしまえば、ど~ってことないね… 余裕のよっちゃんで交渉をまとめてやるからね~」なんて… そんな気持ちになったのです「サラリーマンはつらいね~」…

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