アルバイト6日目..

アルバイト6日目も無事に終わって、今日は花金.. 「どこに寄り道して帰ろうか」..

暮れなずむ横浜は京急黄金町駅より電車に乗って..

毎度おなじみの横須賀は中央酒場にやって来ました。

ホッピー氷入りに長茄子の浅漬けを注文して..　グビグビッとやれば、

「フー.. しみるね～」なんて.. ぼんやりと自分の世界へ入ってゆくのです..

頭がクルクル ..中央酒場のカウンターで独り物思いにふけるこの時間が至福の時なんです。

以下、物思いの内容です..

おいらが仕事を辞めると決めたときに「横須賀さんなら大丈夫、釣りにテニスに自転車に.. そのうえ車旅に山登りだってやるんだろ..呑むのも好きだし、会社を辞めて年金暮らしになったとしても時間を持て余すことなんかないだろ」などと言われたもんです.. 2～3人の知人達から、

自分もその通りだと思っていました。

去年の北陸,北海道と放浪旅をしていた時には楽しかった年金暮らしも、

旅に出られなくなると、とたんに面白くなくなって.. 「こんな暮らし、やってられるかよー」なんてことに..

テニスやプチ放浪旅でお茶を濁しておりましたが.. ありあまる自由な時間の重圧にやがて押し潰されてしまいました。

ありあまる時間に.. 町内会の役員などを安請け合いしてしまって、結果 会社を辞めての車中泊放浪旅を台無しにして、ドツボにはまっております。

「こんなことなら、会社を辞めなくてもよかっただろうが」なんて最近では思っています。

時間が十分すぎるほどあったために、やらねばならぬことは..「明日やればいいやい」なんてほっぽりっぱなしにしている反面、

無駄な時間があったもんで、考えなくてもいいことをいたずらに考えたりして「おい、 このまま貯金と年金だけで老後を暮らしていけると思っているのかよ..ちと甘いんじゃねいのかい」などと..

現役時代（サラリーマン時代）に思い描いた老後の人生設計では「70歳をちと過ぎたあたりで、おそらく死ぬだろうから」なんて、もし生きていたとしても旅行に行きたいとか、外で酒が呑みたいだとか、その他もろもろの物欲などもなくなっているだろうから.. 金なんかほとんど使わないだろうと想定しておりましたが、ちと思い違いをしていたことに最近気付きました。

周りの先輩達を見まわしてみれば、70歳を過ぎただろう親爺達も中央酒場で呑んでいるし、ゴルフだテニスだ旅行だとエネルギッシュな活動をしている身近な先輩も知っております。

おっと一杯目を呑んでしまったぞ、「中をもらえる」なんて姉様に.. 中とは、ホッピーで割られる焼酎のことです。

物思いの続き⤵

「おそらく70歳過ぎまで生きるぞ、きっと」.. 「そんときに、金が無くて遊べなかったら地獄だぜ」..

「1月から3月末までアルバイトをやることにしたのは正解だぞ」..

コロナ禍で放浪旅にも出られないで、家に引きこもっていた時は最悪でした。

現役時代は好きじゃなかった会社なのに、今はキラキラ✨輝いて見えます。

ルンルン気分は大袈裟ですが、アルバイトに行けば楽しくって.. 「やっぱり、青年達から受ける刺激はいいやね」なんて..　大岡川に桜が咲くころになれば、本年の放浪旅の資金もそこそこ貯まるだろうから、4月以降は大手を振って放浪旅に出ることができるでしょう.. ただし1か月以内のしょぼい放浪旅になりますが。

野菜天ぷらを少な目で注文して、 物思いの続きの続き⤵

とにかくアルバイトを地道にやって、刺激と金をもらう.. 3ヵ月もやれば金も溜まるだろうから、そいつを握りしめて、 季節がよくなった頃に放浪旅を楽しめばいいじゃないかと..

蓄えた金が底をついたら.. 地元でテニスや堤防釣りなどをしてればいいだろ、そのうち正月が明けるだろうから、再び年の初めから3月末まで3ヵ月間みっちりと働き金を溜めて、桜が咲くころ また放浪旅に出る。「そんなことを何年か繰り返していれば、いずれご臨終よー」..　ただしそんな都合のいいアルバイトがあればの話ですが..

野菜天ぷらも完食したし、そろそろ帰るといたしましょうか..「ご馳走さまでした」..

以上春から始まる放浪旅に備えた資金稼ぎのアルバイト6日目の寄り道で物思いにふけったお話でした。

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