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吉村 貫一郎を知っていますか…

令和3年元日早々から諸磯でテニスをやりました、暮だろうが正月だろうがお盆だろうが、一日に一度は身体を動かさないと気持ちが悪いもんで…

令和3年元日の夕景です… テニス帰りにちと公園に立ち寄りパチリと撮りました。

もっと富士山を大きくしようと撮った一枚です↑、そんなこんなで家路についたわけですが… 別段こんな写真はいらないのですがブログの製作上が持てないと写真でごまかす、ズルというのか技というのか…

今日書きたいのはズルや技でもなくということなんです…

おいらは好きです..松竹映画の壬生義士伝、原作は浅田次郎… 大晦日に放送されたものを録画しておきました。何がいいって、新撰組隊士の吉村貫一郎の生き様が好きなんです。義に生きる吉村貫一郎は物語の前段で幕末の南部藩(現岩手県)を家族を守るために脱藩(罪)する、そして新撰組に入隊して守銭奴(ダサイ)の如く生きるんだけれど、稼いだ金のほとんどを国元で生きる家族に仕送りして自分は質素な生活を送る(小さな義)。守銭奴ってやつに義なんてある訳無いと思うでしょうが… こいつが最後は大義のために勝てぬ戦に身を投じて、結果 死んでしまうのです。浅田次郎の小説を映画化したフィクションなんですが、感動..島倉千代子で、何度見ても涙、涙で… 本日も新年早々から涙を流してしまいました。

「この場面が… いいんだ~」↑… 自分の思いをしっかりと主張し、勝てぬ戦に自ら飛び込んで行く、砲弾による砂煙のなかに飛び込んで行く吉村貫一郎…その姿がうっすらとぼやけていき、やがて消えるとピカリ..ピカリ… と銃弾の光が、それだけで終わらないのがこの作品、満身創痍で命からがら南部藩邸へ逃げ延びた貫一郎のせりふがまたいいんです…

「生きている限りは、生まれ育った家族の住む南部に帰りたいから、南部藩邸を頼りました」… いっけん虫がいいように感じてしまいそうだけれど、それが生きるということじゃないかと… こんな作品を見るたびに、人生の場面場面で現れるおのれの邪悪な思いなどを反省島倉千代子で… 「やっぱりよ~、いい作品を見て、自己を振り返ること… それが必要なんじゃないの」… 「自分が家族を大切に思うように、相手も相手の家族を大切に思うだろうし、自分や自分の家族や仲間にされたくないことは相手にもやってはならないんだよ~」… 「いい作品を見るたびにそんなことを考えるんだけれど、時が経つとついつい忘れてしまって」…理不尽に思える仕事なんかをさせられて、すさんだ気持ちになったならば、いい作品、いい作品を観たり読んだりして本来持っている人としての優しさを取り戻さなきゃいけないんじゃないの」… 「派手なアメリカ映画よりも、昔のフランス映画なんかの方がいいのかもしれないね」… 「新年早々呑みすぎて訳の分からんことを書いてしまったけれど、懲りずにまた来てください」…

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